3月末に初年度のシーズンを終えたMリーグは、いまシーズンオフの期間を迎えています。
シーズンオフの期間は、シーズン開幕が初年度と同じであれば4月〜10月の約半年間。これより短くなる可能性も、長くなる可能性もありますが、だいたい4〜8ヶ月間はシーズンオフだと考えておいたほうがいいでしょう。
僕は、来シーズン開幕時のMリーグの盛り上がりや各チームのサポーターの動員は、このオフシーズンの取り組みがとても重要なんじゃないかと考えています。
目次
オフシーズン、極端にMリーグとの接触機会がなくなる
まず前提として、シーズンが閉幕することによって、ファンがMリーグのコンテンツに触れる機会は極端に減ります。事実として、当然生中継の試合はなくなるし、週一で放送されていた『熱闘Mリーグ』を観ることもなくなります。
ご多分に漏れず、僕がそうです。少なくとも週一ではMリーグのコンテンツに触れていましたが、この1ヶ月弱ほとんど何も目にしていません(各チームやMリーグ公式のSNSの発信は除く)。
すると、当然のこととして、ちょっとずつ熱量が下がっていきます。これは、心理学の「単純接触効果」を考えてもらえばすぐに分かると思います。
オフシーズンのSNSや公式コンテンツが重要
なので、少しでもファンからの熱量の低下を抑えるに、どんどん公式でコンテンツを作って配信したり、各チームが積極的に発信していくことが求められます。
例えば、テレビ朝日の『やべっちFC』はオフシーズンであっても、ベストプレー集や海外のプレー集、キャンプの様子、選手同士のインタビューなどを毎週配信することで、Jリーグファンがせめて週一でサッカーのことを思い出す機会を提供しています。
超ざっくりいうと、そういう取り組みがMリーグにもあってもいいんじゃないかと思うのです(難しいことは重々承知してます)。
ファンミーティングは一定のコアファンには超有効
多くのチームが開催しているファンミーティングは、ファンとの交流の機会という意味ではすごく貴重な場だと思います。ファンエンゲージメントの高さにも確実に寄与していることでしょう。
ただし、
- 遠方のファンは参加しづらい
- 「選手と直接会いたい」と思うほど、コアなファンじゃない限り行く気にならない
というハードルがあるので、正直なところ、その効果は限定的だといえそうです。
EX風林火山の例
僕が応援しているEX風林火山では、オフシーズンに入った今も定期的に選手のオフショットを投稿しています。
とてもシンプルな取り組みですが、SNSでのこうした投稿はリテンション施策としてはすごく効果は高いと思います。
◯オフショット◯
今日はシーズン中の会話も合わせて😆
勝又P『このチョコこないだ食べたら1位取れたやつ!食べてきな!』
滝沢P『甘いの苦手なんだよ…』…本番前
滝沢P『いってきます!』勝又P『あっ!タッキー、チョコ食べてない!!』
勝又P『いや、チョコ減ってるw 食べてってるww』 pic.twitter.com/ZvV2kItHUU— EX風林火山 (@EX_Furinkazan) April 21, 2019
◯オフショット◯
みんなどこ見てるの?🤣🤣🤣#Mリーグ #EX風林火山 #二階堂亜樹 #滝沢和典 #勝又健志 #麻雀 pic.twitter.com/aOajkjgKdi
— EX風林火山 (@EX_Furinkazan) April 18, 2019
EX風林火山の場合は、そのほかファンミーティングを開催したり、Mリーグ公式サイトないで独自の連載コンテンツをはじめたりしています。
僕はEX風林火山のファンなのですが、そういった活動は贔屓目なしによいと思います。ときどきMリーグのことを思い出させてくれる、すごくいいコンテンツであることに間違いありません。
けれど、それ以上に「このチームは抜群にコンテンツづくりがうまいな」と思うチームがあります。U-NEXT Piratesです。
Piratesの「動画コンテンツ」は圧倒的に強い
U-NEXT Piratesがコンテンツ面で強いは、動画に力を入れていることです。多くのMリーグファン、ひいてはU-NEXT Piratesファンならご存知でしょう。
彼らは「おしえてパイレーツ」という動画企画をシーズンオン、オフ問わず継続して発信してきており、これがめちゃくちゃいいのです。僕はこの「おしパイ」の一連の動画で、Piratesのファンになりました。
以下の動画は、ファンミーティングを行ったさいの収録をコンテンツにしたものです。
他のチームもファンミーティングをおこなっていますが、ここまでちゃんとコンテンツとして作りあげているのはPiratesしかありません。
おそらく、オーナー企業がU-NEXTだけあって、コンテンツづくりに長けているのでしょう。その強みがバッチバチに活かされているのです。担当者が超有能、という説もあります。
そして、この動画コンテンツはリテンション施策としてはめちゃめちゃ強いと思います。やっぱり、動画ほどファンの心に訴えかけてくるものはないですからね。
4月下旬の次回の配信も楽しみにしているのですが、このようにチームから発信されるコンテンツで楽しみにしているのは、Piratesのみです。
ファンが見てみたいコンテンツ
最後に、Mリーグのファンである僕の目線で「こういうコンテンツが見てみたい」と思うものを書いていきます。もし、各チームのコンテンツ制作担当の方が見ていらっしゃったらぜひ検討してみてください。
- 選手どうしの対談動画
- 選手へのインタビュー記事
- 選手のオフシーズンの密着動画
やっぱり、「選手がなにをどう考えているのか」ということをもっと知りたいなと思います。そういう意味で、対談やインタビュー的なコンテンツはもっと見たいですね。
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