- バスワン XT(2017年モデル)の毎釣行後のメンテナンス方法を知りたい
- ベイトリールのメンテナンスに必要な道具一式を知りたい
「バス釣りをはじめるぞ!」ということで、4ヶ月弱前に購入したSHIMANOのエントリーモデルのベイトリール・バスワンXT 2017年モデル。
これまで計4回釣りに行っているのですが、今のところすごくいい感じです。バックラッシュはちょっとしやすいですが、ちゃんとブレーキのセッティングをすればそんなにライントラブルは起きませんし、飛距離もそこそこ出ます。
そして、当然ながら4回も釣りに行っていると普通に汚れてきます。あと、クラッチが、最初の頃よりちょっと重く?なってくる感覚がありました。
で、「そろそろちゃんとメンテナンスしないとな…」と思って調べてみると、ベストは毎回釣りに行った後に軽くケアすることなんですね…。知らなかった。。。ちょっとこれまでは怠りすぎました。
ということで、初めてちゃんとバスワンXTのメンテナンスをしようということで、今後のための備忘録も兼ねて書いていきたいと思います。
目次
メンテナンスに使用する道具
今回のメンテナンスで使用するものは、以下のとおりです。
- SHIMANO製 リールメンテナンススプレー(オイル&グリース)
- メンテナンスオイル(商品に同梱されているもの)
- 綿棒
- キッチンペーパー
「バスワンXT」メンテナンスの具体的な手順
まずは簡単にメンテナンスの流れを紹介します。
- ロッドから外し、冷水で1〜2分洗い流す
- 1日程度放置し、十分に乾燥させる
- リール表面を拭き取る
- キッチンペーパー、綿棒で汚れを取る
- オイル/グリスアップし、再度組み上げる
ひとつめについては、毎回の釣行後のメンテナンスとしては必要ないです。今回は、4回の釣行で雨にも随分濡れてしまったので、ラインを外し、水で一旦洗浄を行いました。
1.ロッドから外し、冷水で1〜2分洗い流す
ロッドからリールを外して冷水で表面の汚れを洗い流します。
ハンドルをぐりぐり回したり、クラッチをカチャカチャ作動させて隙間なく汚れを洗い流すようにシャワーで洗浄していきます。
このとき重要なのが、「温水を使わない」ということ。これ、めっちゃ重要です。温水だとグリスが溶けてしまい、それが良くない影響をもたらします(実際やったことないので、具体的にどうなるかはあまりわかりませんが…)。
特に寒い時期は温かい水を使いたくなりますが、グッとこらえて冷水を使いましょう。
洗い流す時間は1〜2分にとどめておきます。
2.十分に乾燥させる
洗い流した水は、よく拭き取り、その後十分に乾燥させます。水が付着したままスプール等を組み込まないようにします。
このようにキッチンペーパーを使うと、効率よく拭き取ることができます。
本体のカバー等の部品も拭きます。
特に、スプールは水分が溜まるとよくないので、しっかり拭いておきます。ただし、この後自然乾燥させるので、そこまで厳密に頑張って拭く必要はありません。
サッとキッチンペーパーで全体を拭き取った後は、1日程度かけて自然乾燥させます。ここでは屋内で干していますが、直射日光の当たらない屋外で干すがベストだそうです。
3.キッチンペーパー、綿棒で汚れを取る
ある程度の時間干し、乾燥させたら、キッチンペーパーで再度リール表面を拭き取ります。結構思わぬところがヌメっていたりするので、油分を取るようなイメージでしょうか。
また、キッチンペーパーで拭き取れない細かな部分には綿棒を入れ、汚れを取っていきます。
しばらくメンテナンスしていないリールだと、気づかないうちに泥汚れが溜まっていることもあるので、入念に掃除していきます。
スプールも取り出し、シャフト(軸)の部分もキッチンペーパーでよく拭きます。
シャフトの逆サイドも同様に拭きます。
スプールを抑えている、本体側面のカバーもよく拭きます。
4.オイル/グリスアップし、再度組み上げる
本体の汚れがざっと取れたら、最後は必要な箇所にオイル、グリスを塗っていきます。
使うのはこちら。SHIMANO製の純正メンテナンスキットです。オイルとグリスがセットになったもので、2本で1,500円くらい。長く使えるものですし、不調を来たしては元も子もないので、できれば純正品を使うのをおすすめします。
まずはオイルを使います。
本体側面のカバーの軸受の部分にほんのちょっとオイルを差します。量は本当にちょっとで十分。0.5秒〜1秒間、シュッと差す程度でOKです。
ほんとに少量なので、目では明らかに濡れているかどうかもわかりづらいレベル。でも、これでオッケーです。
次に、メカニカルブレーキのキャップを外し、その内部にも同様にオイルを差していきます。
次に、もう一方のグリスを少量、綿棒にとり、
さきほど外したメカニカルブレーキのキャップが覆いかぶさっていた、ネジ山に塗り込んでいきます。
ここもよく締めたり緩めたりする部分なので、面倒くさがらずにグリスアップしておきましょう。
次に、その綿棒をそのまま使い、ウォームシャフトもグリスアップします。ここは購入当初からかなり潤沢にオイルが塗り込まれている部分なのですが、念のためケアしておきます。
そして最後に使うのは、リールを購入した際に一緒についてくるメンテナンスオイル。
こちら、何もしないままだとオイルは出てこないので、先端部分をハサミで切ってやります。これ、慣れてない人だと気づかずに、ずっと「あれ?出ない?」ということになりそうなので、少しくらい案内があってもいいと思うんですが…。
オイルが出てくるようになったら、本体側面のカバーの軸受周辺に指していきます。黒い部分に1滴垂らし、綿棒で伸ばすとちょうどよい感じになります。
また、スプールしまう前に、シャフトにもまんべんなくオイルを垂らしていきます。
最後に、スプールをもとに戻し、カバーを付けてロックすると完成! おつかれさまです! ここまで、結構工程多くて大変ですね。
さいごに
今回は撮影のためにかなり長く時間を使いましたが、どんどんメンテナンスしていって、慣れれば慣れるほどそのスピードも早くなっていくことだと思います。乾かす時間を除けば、10分程度で終わるんじゃないでしょうか。
あと、毎釣行後のメンテナンスはけっこうしんどいのですが、何もやらないより、70点くらいの仕上がりでもちゃちゃっと簡単にケアしておくことが重要なのかなと思います。
リールってまさに精密機器なので、メンテナンスを怠っているとどんどん動きが鈍くなり、トラブル発生のもととなったり、使い心地が悪くなっていくものです。
「メンテナンス」って聞くとなんだか面倒なイメージを持たれがちですが、道具を長く使うためにも、ぜひ一通りの手順を覚えて実施してみることをオススメします。
スピニングリールのメンテナンス方法はこちら
ちなみに、スピニングリール(ダイワ 18フリームス)のメンテナンス方法は「【解説】スピニングリール(ダイワ18フリームス)のメンテナンス方法」の記事で解説しています。
ちなみに
ベイトリールはSHIMANOのバスワンを使っていますが、スピニングリールはDAIWAから2018年に発売された「フリームス」を使っています。
こちらもレビューを書いていますので、ぜひ読んでみてください。初心者〜中級者に超おすすめです。
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