どうも、シモツです。
毎月1回、趣味で「ShimoQuiRadio」というネットラジオを配信しているのですが、このラジオが今年の9月で1周年を迎えることになります。
毎月1回の放送なので実際の放送回数は12回程度なのですが、それでも「1周年」にはそれなりに感慨があります。そして、いろんなことが学べます。
「ネットラジオ配信はじめてみたけど、更新が止まってしまっている……」
「(ネットラジオに限らず)威勢よくはじめてみてはいいものの、結局毎回続かない……」
という人にお伝えしたいのが、何かを続けるにはそれだけの「コツ」「心構え」みたいなものがあるということ。
先に書いてしまうと、それらは具体的には、①「やりすぎず、やらなすぎず」を徹底する、②少しずつやる、③そもそも楽しいと思えることを選ぶ、④ツールの選定は慎重におこない、常にアップデートする、などです。
というわけで、今回はネットラジオを1年間続けてきた僕が、上記のコツ深掘りしながら、仕事ではなく、趣味としてなにか発信していくためにできることをお伝えします。
「まだ1年しか経ってないくせに笑」とも思いますが、そう笑うには1年は意外に長いので、書いてみることにします。
目次
ShimoQuiRadioが1周年を迎えた
2017年9月にはじめた「ShimoQuiRadio」ですが、初回から約1年が経ちました。
配信自体は毎月1回ですが、それらの配信の準備に加え、随時トークテーマを考えたり企画を考えたりしているので「常にそれなりにやってる」という感覚です。趣味以上、仕事未満、みたいな。「複業」ってやつでしょうか?
ただ放送を配信するだけじゃなく、番組へのスポンサーを募集してみたり、おたよりをたくさん読んだり、グッズを作ってみたり、と振り返ると配信以外にも結構いろいろやっています。
今後も、同じくらいのペースで、同じようなテンションで続けていく予定です。
ネットラジオなんて、基本続かないケースが多い
では本題です。
まず前提として、個人が趣味でやってるネットラジオなんてほとんど続きません。
「いやいや◯◯はずっと続いてる」「△△は今日もちゃんと更新されてたよ」と思い浮かぶものなんて、ごく一部。なぜ思い浮かぶかというと、それが”奇跡的に続いているから”です。
そもそもネットラジオなんてニッチジャンルなのではじめる人も相当少ないですが、はじめたとしても1年続いてるのは、肌感覚でよくて20%くらいじゃないでしょうか。
やっぱり仕事じゃないから強制力も働かないし、相当うまいことやらないと基本儲かることはないので、モチベーションの維持が難しいんですね。
そもそも、配信までのハードルがけっこう高い
じっさいのところ、ネットラジオの配信って結構工数が多くて、はっきりいって人によっては「めちゃくちゃめんどい」です。
ツイキャス、Voicyのようなアプリを使わずに、mp3データをアップしたり、podcastとして配信する場合ですと、
- 番組の企画
- 収録
- 編集
- アップ作業
これだけの作業が少なくとも発生します。
これに加えて、メインビジュアルを作ったり、毎回の放送の説明文を書いたり、告知したりと、めちゃくちゃやることが多いのです。ぶっちゃけ、「そりゃあ、儲からないなら続かないわ」という感じではあります。
1人配信だと、このすべてを1人でやることになります。僕らは幸い2人で作業を分担しているので、負担は半分ですが、それでもそこそこ作業コストはかかります。
もっと細かいラジオの作り方については、「「ShimoQuiRadio」はどうやって作ってる? ネットラジオの企画、収録、編集、配信について紹介します。」の記事に事細かに書いているので、興味がある方は読んでみてください。
「じゃあ、なぜそんなに面倒なネットラジオ配信を1年間毎月配信できたか」ということを考えていくと、なにか物事を継続していくためのコツのようなものが見つかりそうじゃないですか?
次に、具体的に書いていきます。
1年間ネットラジオを続けて学んだ、発信を継続するためのコツ
1. 「やりすぎず、やらなさすぎず」を徹底する
やりすぎるとどこかで燃え尽きるし、やらなさすぎると自然消滅してしまいます。
その中間にあるちょうどいいバランスを探ること。継続するうえで、この熱量/テンションのコントロールはとても重要だと思います。
特に仕事でもない場合、別にやらなくたって誰にも迷惑かけないですし(困るのはじぶんだけ)、ゆっくり、じっくり進めていけばいいのです。
例えばひとつの考え方として「10年続ける」ことをひとつのプロジェクトのプロットに設定するのはオススメです。
10年続けることが前提なら、いきなり力を入れすぎても続かないのは直感的に分かるし、本当に面倒な作業はカットするかどうにかして仕組み化するよう努力します。
そういうふうに考えるなどして、いかに「平熱」を保っていられるかを考えてみましょう。「平熱を保つための仕組み化」が実はいちばん難しいのです。
2. 少しずつやる
これは具体的な話ですが、作業は少しずつ進めていきましょう。
例えば、「ShimoQuiRadio」では1時間の放送を編集するとき、平均して3〜4時間ほどかかります。ノイズを除去するのはもちろん、咳やくしゃみなどの雑音もひとつひとつカットするようにしているので、どうしてもそれくらい時間がかかってしまうのです。
この場合、僕はその編集作業を可能な限りたいてい3〜4日に分割して少しずつ進めます。もちろん1日でガッと作業して終わらせることもできるのですが、それこそメンタル的には「仕事」みたいになってしまいます。
そうすると、過剰な疲労感を感じなくて済みますし、スケジュールにも無理がありません。また、ゆっくり作業できるので必然的にクオリティも上がる、というおまけまでついてきます。
何事においても時間的余裕は必要です。少しずつ、コンスタントに物事を進めるようにすることをオススメします。
3.そもそも楽しいと思えることを選ぶ
ここで急に前提に立ち返りますが、そもそも「楽しいと思えること」じゃないとまず続きません。これは当たり前の話です。
いくら少しずつ分割して進めるといっても、1時間の音源の編集作業に3〜4時間はかかるわけです。
少なくとも、僕はこれを「嫌いじゃないな」と思いながらやっていますが、普通の人からするとただの苦行でしかありません。まず、続きません。普通に考えて、テレビをみたり、漫画を読んだりするほうがずっと楽しいことでしょう。
なので、小手先のコツや考え方をインストールしたところで、根本的に「好き」もしくは「嫌いじゃない」ことじゃないと続かないので、この点は注意が必要です。
ただし、「やっていく途中で好きになるパターン」もあるので、まずは「やってみる」が正解かもしれません。
4.ツールには投資し、常にアップデートする
道具は超大事です。
「毎日触るPCや、長時間寝るマットレスなどには最大限投資する」という人はいますが、これと同じく、長い時間使う道具には極力投資していきましょう。
ツールにお金をかけると、ムダな作業に費やす時間が減り、結果的に作業自体に余裕ができます。すると高いクオリティで仕上げられるので、作り手、聞き手ともに満足します。このループが生まれます。
例えば、ネットラジオの場合
- 軽快なPC
- キレイに音が取れるマイク
- 音声を効率よく編集できる編集ソフト
あたりが必要で、そのいずれも僕らはそこそこお金をかけています。
特に編集ソフトは重要で、月に数千円かかりますが、これがないと話になりません。なので、多少高いですが使い続けています。
また、これらのツールは都度見直し、最大限にムダを省けるよう常にアップデートしていくことも必要です。
まとめ
今回は僕がやっているネットラジオに焦点をあててきましたが、これを「ダイエット」「トレーニング」「ブログ」「楽器演奏」などに置き換えても、ほとんど同じことがいえると思います。
それくらい、抽象的なことを書いてきたつもりです。
というわけで、「もしこれからなにかをはじめたい、そしてそれを継続したい」と思っている人にとって参考になれば幸いです。
ShimoQuiRadio、毎月1日に配信してるよ
さいごになりましたが、ShimoQuiRadioは毎月1日に配信しているので、興味があるかたはぜひ一度聴いてみてください。ハマれば聴き続けるのもいいし、ハマらなければそっとタブを閉じてもらえれば。
[…] 「1年間ネットラジオを続けて学んだ、趣味としての発信を継続するコツ」の記事でも少し触れているように、ものごとを継続するうえで、極力ムダを省くことの重要性は、強調してもしすぎることはありません。 […]