夏のバス釣りにおいて、多くの初心者が気になるのが「服装」です。
タックルや装備は「これは必要だ」と順次買い揃えていくものですが、どうしてもウェアは優先度が低く、疎かになりがちです。
特に夏は「暑いし、半パンとTシャツでいいっしょ!」という軽いノリでやってしまうと、日焼けはしてしまうし、藪からのダメージは受けるし…で、ロクなことがありません。
忘れがちな事実ですが、「釣り」はれっきとしたアウトドアであり、レジャーです。たかが服装ですが、されど服装。ちゃんと安全に楽しむためには、それ相応の準備が必要です。
かくいう僕も本格的な夏のシーズンの釣りははじめてだったので、この際に「夏用のウェアを買おう」ということでちゃんと選んでみることに。
けれど、実際に探してみると分かるのですがDAIWAなどの釣りメーカーが出している純正のウェアって異常に高いんですよね…。コレ誰が買う?っていうレベル。。。
そんなとき、見つけたユニクロの「エアリズムパフォーマンスサポートタイツ」が実はかなり夏の釣りにオススメできるんじゃないかということを発見したので、着てみた感想をお伝えします。
目次
エアリズムパフォーマンスサポートタイツとは?
エアリズムパフォーマンスサポートタイツとは、湿気や熱気を放出する特徴を持っている「エアリズム」シリーズのラインナップのひとつです。
エアリズムというと、下着やインナー、ステテコなどの普段着のイメージが強いと思いますが、「パフォーマンスサポートタイツ」のように、運動に特化した商品も用意されています。
価格は1,500円〜1,990円。セール時には1,200円台にも下がることもあります。
エアリズムパフォーマンスサポートタイツのラインナップ
このタイツはメンズとレディースでそれぞれ販売されており、特にメンズの場合は大きく以下のふたつに分かれています。
- 膝下までのハーフタイツ
- 足首までのノーマルタイプ
それから、「SPRZ NY」という柄のついたモデルもあります。
今回僕が買ったのは、「SPRZ NY」モデルの足首までのタイプのものです。
柄の有り無しは値段も変わらないので好みで選べばいいですが、釣りをするうえでは、ハーフパンツだと「足元の保護」という観点であまり役に立たないので、足首までのモデルを選ぶことをオススメします。
エアリズムパフォーマンスサポートタイツの特徴
公式サイトから、エアリズムパフォーマンスサポートタイツの特徴をまとめると、だいたい以下のような感じになります。
- 汗をかいてもすぐに乾き(ドライ機能)、
- はいた瞬間ひんやり気持ちよく(接触冷感機能)、
- 長時間履いていても違和感のない快適さで、
- 動きに対する疲れにくさをサポートする
スポーツ時などに使われる、いわゆる「コンプレッションウェア」とサラッとした着心地のエアリズムのいいとこ取りみたいな特徴ですね。
エアリズムパフォーマンスサポートタイツが夏の釣りにオススメな理由
日焼けを防げる
まず、いちばん大きい点として足首までの長さのモデルは、「脚を日焼けから守ってくれる」という作用があります。
日焼けというと顔や首、上腕などが気になりますが、当然のように脚も焼けています。
ハーフパンツで長時間外で釣りをする問題のひとつがこの「日焼け」で、ナメていると自宅に戻ってからずっとヒリヒリする……、みたいなことになりかねません。
なので、「夏だから暑いし…」と思っても、できるだけ上下ともに長袖長ズボンを着用したほうがいいです。
実際、バスプロの青木大介さんのブログにも保護の重要性が書かれています。
ある程度生地が厚いので、藪を漕いでも安心
個人的にいちばんうれしい機能がコレ。
実際に着用してみると、生地が結構厚く、かなり「しっかりしている」という印象を受けます。
生地が厚いことによって、藪を漕ぐときにもかなり思い切って分け入って進むことができます。この心理的安心は大きいです。
バス釣りをする人なら分かると思いますが、おかっぱりで釣りをするときは想像以上に草の生えているフィールドをガシガシ歩いて進むことになります。そんなとき、ハーフパンツが論外なのは目に見えて明らかです。
そんなとき「厚手のズボンないしはタイツ」というのは藪を漕いでいくうえで必須になってきます。
もし薄いタイツなら、草に負けて脚を怪我してしまう可能性もありますが、このタイツくらいの素材感であればその心配はほとんどありませんね。
それに加えて「【完全防水】コロンビアのブーツ・セイバーミッド3オムニテック購入レビュー」に書いたような、しっかりしたトレッキングシューズを履いておくと足元の保護については完璧になるので、そちらも合わせて使うことをオススメします。
エアリズムパフォーマンスサポートタイツを実際に着てみた感想は?
そもそも、最初は釣りに使えそうなコンプレッションウェアをスポーツ・アウトドアショップで探していたのですが、スポーツブランドやアウトドアブランドの製品はやっぱりちょっと高いんですよね。
インナーウェアとはいえ5,000円くらいしちゃいます。釣りにはとにかくお金がかかるので、さすがにウェアにそこまでお金はかけられない……。
そこで、「もしかして、ユニクロにないかな?」と思って探してみたところ発見したのが、このエアリズムのタイツだったんです。1,990円と値段も手頃だし「いや、これでええやん」となかば即決して買いました。
すでに3度ほど、実際にコレを履いて釣りをしてみました。合わせているのは、同じくユニクロの「ドライユーティリティショートパンツ」です。
こうして履いてみると「おっ、たしかに動きやすいかも…?」と思います。
なにかが劇的に変わるかというとそこまではないですが、若干身体が軽やかになった気はします。
全くの黒だとちょっと寂しいかなと思い、今回は柄つきのものを選びました。コレは好みですが、選択肢は多いに越したことはありません。
気になる着圧具合ですが、そこまできつくもなく、ゆるくもなくちょうどいい塩梅だと感じました。履いて「きつっ!」となる感じはまったくなく、心地いい締め付け具合。
そこまできつきつではないので、こうしてあぐらをかくのも全然余裕です。
ランディング時やルアーの付替えを行うときなど、釣りにおいてしゃがむ動作は結構多いので、このストレッチ性の高さはポイント高いです。
足首はちゃんとくるぶしまで保護してくれるので、靴下でカバーすれば外に触れることはありません。ちょっとした隙間から草にやられることもあるので、安心です。
着てみた感じ、ちょっと「動きが軽やかになる」感じがしますが、これはフィールドに到着していざ動きはじめると、より顕著になってあらわれます。歩行がサクサクできる感じがあって「パフォーマンスがサポートされてるな〜〜」と錯覚します。あくまで錯覚レベルですが、結構新鮮な体験です。
また、この商品が謳っている「疲れにくさをサポート」という点については、ぶっちゃけそこまでわかりませんでした…。1日何時間も炎天下で長時間移動してるので、さすがにこのウェアで軽減できる疲れなんて微々たるものってことですね。
どうしても疲れを翌日に持ち越したくなかったら、ふつうにアミノバイタル飲んどいたほうがいいと思います。笑
まとめ:エアリズムパフォーマンスサポートタイツは全バスアングラーに自信を持ってオススメできる夏ウェア
このタイツを着てみて釣りに実際行ってみましたが、「しっかり保護されてる感」と「動きやすさのサポート」はしっかり感じられ、いい商品だと思いました。
値段が1,990円(税別)と少し高いですが、スポーツブランド・アウトドアブランドのウェアが5,000円程度するのと比較したら安いものでしょう。このあたりはさすがユニクロクオリティといったところ。
また、このウェアは真夏に限らず、「ちょっと暑い」or「ちょっと寒い」季節に幅広く対応できるの、1枚持っておくことをおすすめします。
【ユニクロオンラインストア】エアリズムパフォーマンスサポートタイツのページ。|メンズファッションならユニクロ公式通販サイト
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