バス釣りのための知識をつけるべく、僕が好きなバスプロ・青木大介さんの著書『適材適所のルアーセレクト』を読みました。
そもそも、僕はまだバス釣り初心者で、「適材適所」以前にどんな場面でどんなルアーを使うべきなのかあまり分かっていなかったのですが、それくらいの初心者でもとっても分かりやすい内容の本だなと感じました。
- 「これからバス釣りをはじめるぞ!」という初心者
- ”初心者”の域はは超えているけど、もっとバスを釣れるようになりたい中級者
以下、気になったポイントに絞って本書の感想を書いてみようと思います。
目次
「バス釣りを簡単にする10のアドバイス」にエッセンスが詰まってる
本書の構成は、大まかに
- バス釣りを簡単にする10のアドバイス
- 適材適所のルアーセレクト(フィネス編)
- 適材適所のルアーセレクト(スタンダード編)
- 出撃待機中のスペシャリストたち。
- ブラックバスの1年を知ろう
- 青木大介の1日
という流れになっています。
メインは、中盤の「適材適所のルアーセレクト」の部分なのですが、まず序盤の「バス釣りを簡単にする10のアドバイス」が僕にとっては目からウロコの情報ばかりで、参考になりました。
▼このように青木さんの10のアドバイスが並ぶ
例えば「引っかかる場所には、引っかからないルアーを」という項目は、まさに「適材適所」という青木さんが本書で掲げるルアーセレクトに則っています。
とても基本的でシンプルなアドバイスですが、こういう発想が「適材適所」なんだなと。
その他「ライトリグは『強く』動かせ」や、「水深3m以内を釣れ」、「『巻きモノでサーチ』をやめる」、など、ある程度バス釣りをやってきた人にとっては、「えっ!?」と思うようなアドバイスもあるかもしれません。
ただ、解説文を読むと、そのどれもが理にかなっており、「たしかに…」と思えるような内容なのです。もちろん、これまでの青木さんの経験に裏打ちされているものもあるでしょう。
これをきっちり守れば釣果につながる可能性を感じられるという点で、「バス釣りを簡単にするアドバイス」というのはあながち間違っていないような気がします。
これだけでも本を買った価値があるなと思ったので、アドバイスを知りたい方はぜひ買って読んでみてください。
具体的かつ実践的な「ルアーセレクト」
そして、メインの「適材適所のルアーセレクト」。
この本の特徴なのが、そのルアーのセレクトと、使い方の解説が超具体的でかつ実践向けな内容になっているということ。わざわざ基礎用語の解説はしないし、リグの作り方の解説などもありません。
逆に言うと、ほんとうに初歩の初歩の人には、発展的な内容すぎて少し理解しにくい部分があるかもしれません。
▼フィネス編での「ネコリグ」のページ。水中での動かし方やカバー可能な範囲が事細かに説明されている。
なので、むしろ「もう、基礎のことは分かったら、釣るための即戦力的な知識がほしい!」という人にはうってつけの内容だと思います。すごく実践的なので、明日からでも使える内容が揃っているからです。
「青木大介の行動ルート」も貴重でおもしろい情報源
終盤には、青木さんが実際に千葉県のとあるリザーバーで釣りをおこなった様子を行動ルートとともにリアルタイムの行動とともに解説しています。
これがおもしろい! バスプロの番組や動画を観ているような感覚で、「へぇ〜、こんな感じで動いていくんだ!」と、自分が同じフィールドに立ったときと照らし合わせながら読み進めることができました。
▼マップと時刻で青木さん行動が詳細に記されている。プロの行動履歴は貴重だ。
さいごに
経験、知識ともに初心者レベルの僕が読んでも十分におもしろく、かつ参考になる本でした。
ただ、少し専門的な内容がゴロゴロ記されているので、もう少し実際にフィールドに出て、実地での経験を積んだ上で改めて読み直したいなとも思いました。
同じく初心者や、スキルアップを目指している中級者におすすめの本です。
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