5月下旬の週末、2日分けて宮崎県の野尻湖で釣りをしてきました。
ボートを持ってない&近くにレンタルボートで釣りができるフィールドがないので、これまで僕はおかっぱりがメインでした。
しかし、今回はひょんなきっかけで知り合った鹿児島のバサー・さっけんに案内してもらって人生初のアルミボートで釣りができることに!
今度、Twitterで知り合って、ブログも知ってくださっていた方と一緒にその方のボートで釣りすることになった。ずっと「ボートで釣りがしたい」と思っていたので、その念願がやっと叶う。めちゃめちゃ楽しみだ……。
— shimotsu (@shimotsu_) May 9, 2019
これまで、正直ずっと「ボートで釣りがしたい…」と思いながらおかっぱりで釣りをしていたので、これは僕にとって本当に願ってもない機会でした。
釣りに行く前日は、ワクワクして眠れなくなるものですが、この2日の前日はその比ではありませんでした。
目次
身をもって味わった、ボートでの釣りとおかっぱりでの釣りの違い
2日間通して釣りをしてみて、想像していた以上にボートでの釣りをおかっぱりでの釣りに違いがあることを思い知りました。
もちろん、いろんなメディアの映像やブログ記事を読んで、ある程度知ってはいましたが実際にはそれ以上でした。
このエントリは、主に僕が感じたボートでの釣りとおかっぱりでの釣りの違いについて列挙していきたいと思います。
準備・片付けの段階で、とにかくめちゃくちゃ体力が要る
まず、思っていた以上に準備・片付けが大変でした(と言っても、そのほとんどの作業をさっけんにやってもらっていて、僕は見るだけでしたが…)
今回はレンタルボートではなく、自前のボートでの釣りだったので、当然船を用意するところから始まります。
長い距離かけてデカイ車で牽引して、湖の隅にあるスロープから船を下ろすのですが、やはり船がそこそこの規模なので慣れと体力が必要だなと感じました。
※ちなみに、さっけんはNBCのチャプターの大会にも出ており、そのあたりは完璧にこなしており、すべてがスムーズでした。
ボートをおろしたり揚げたり、ボートに荷物を積んだり、魚探をセットしたり、牽引して走る前には脱落しないように車にしっかり固定したり…、釣りをはじめる前にこんなにもやることがたくさんあるんだな、と。シンプルに学びが多かったです。
おかっぱりと違って、キャスティングが繊細で難しい……!
キャスティングの違いは、おかっぱりとボートでの決定的な違いのひとつかもしれません。
ボートではその辺のストラクチャーやカバーに近付こうと思えばいくらでも近づけます。だから、ある程度の距離まで近づいたら、あとは重視されるのがキャスト精度です。
いかに精確に、低弾道で、着水音が小さいキャストを決められるか。ボートでの釣りの釣果は、このキャスティング精度がいかに高いかでかなり差が出てくるんだそうです。
一方、おかっぱりの場合はフィールドの差もありますが、キャストの精度よりは飛距離の方が釣果に与える影響は大きそうです。
やはり、投げられる範囲が限られているので、一投でできるだけ広範囲をアプローチしたい。だから飛距離がモノを言います。
僕は、お世辞にもキャストがうまい方ではないので、最初の方はかなりおかっぱりと感覚が違って苦労しました。ここはとにかく技術差なので、練習してカバーするしかなさそうです。
バイトがあるのはたいてい「良いキャスト」が決まったとき
ホントに不思議なのですが、バイトがあるのはたいてい自分のなかで「よし! いいキャスト決まった!」と思ったときでした。
狙ったコースにそのまま投げ入れられたときや、着水音を限りなく抑えられたとき、岸際ギリギリに落とせたときなど、「今のはいいキャストが決まった。これは食ってくるのでは…?」と思ったときに本当におもしろいようにバイトがあったので、かなり驚きました。
…ただ、そういうキャストができるのは100投に1投くらいだったので、もっとこれを精度上げないといけないとも思いました。おそらく、下手なキャストで釣れるチャンスをたくさん逃しているはず。。。
フットコンエレキは慣れるまで大変
14フィートくらいのアルミボートでは、長距離移動ではエンジンで、近距離移動ではフットコンエレキで移動します。
フットエレキについては、「ボートでバス釣り未経験なら、シマノのフットコンバスは絶対見るべき」の記事にあるようにシマノの「フットコンバス」を見てよく予習したのですが、正直想像以上に難しかった……!
思ったとおりに進行してくれないし、足は疲れるし、一定のポイントに留まり続けるのも難しい。加えて、風なんて吹いた日には難易度はより上がります。
フットコンエレキ初心者の僕にとっては、足で操船しながら精度の高いキャストをし続けるのはかなり至難の業でした。ただ、たまに岸といい距離を保ちながら連続してキャストできる瞬間もあり、とにかく回数をこなせば自由自在に扱えるようになる予感もしました。
もちろんエレキ踏んだのも初めてで、みんな軽々やってるように見えるけど、操船めちゃくちゃ難しいことを学んだ…! ボートでは求められるキャストの質もおかっぱりと全然違うし、バスの探り方もまったく別物。アルミボートでのバス釣りを初めてやってみて、バス釣り人生第二章が幕を開けた音がした。
— shimotsu (@shimotsu_) May 20, 2019
一にも二にも、ストラクチャー
これは一緒に釣りをしながら教えてもらったのですが、とにかく「ストラクチャー(水中の流木や人工物、水中岬など)」を意識して攻めるべきであるということ。
特に見えているレイダウンは絶好のポイントで、可能であればいろんな角度からじっくり、舐めるようにタイトにアプローチしたほうがいいことを学びました。
なんとなく岸沿いに向かってキャストする回数が多かったのですが、今度からはもっとストラクチャーを意識し、そこに対して的確にアプローチできるようになりたいです。
また、一方で遠目からは「なんとなくあそこよさそう」と思っても、近づいてみると意外に水面にプカプカ木が浮いてるだけだったりして、ストラクチャーとしては弱い、みたいなこともありました。
そのへんの見極めも、経験と勘でどんどん分かってくるようになるんでしょうね。
ボートの釣りを通して生まれた、新たな目標
この2日ボートの釣りをやり通してみて、改めて僕はもっと身近にボートでの釣りができるようになりたいと思いました。
以下の動画で、田辺さんも「僕にとってバス釣りはボート(での釣り)が100%」という旨のことをおっしゃっていましたが、その意味を肌で感じたような気がします。
人間もバスも、自由に行動できて逃げられない、そんなシビアな状況に身を置いてアングラーとして成長したいです。
目先の目標としては、「フットコンエレキを買う」「レンタルボートで釣りができる環境に身を置く」
「やりたい」と公言しても進展はないので、そのための目標を改めて考えると、ひとまずは
- フットコンエレキ( + デッキ、バッテリー)を買う
- レンタルボートで釣りができる環境に身を置く
というところに着地しそうです。
自分を取り巻くいろんな状況的に、アルミボートを買って、それを牽引して…というスタイルはまだ当面無理そうなので、まずはレンタルボートから。
そのために、フットコンエレキを買い、レンタルボートで釣りができるフィールドの近くに住みたいと思います。
鹿児島でガイドサービスを営むさっけんガイドサービスについて
また、今回は鹿児島で「アメリカでツアーを回りながらトレイルする」という夢を叶えるべく活動しているバサー・さっけんに全面的にサポートしてもらいました。
同い年(1993年生まれ)ながら、バス釣りに対する探究心、バイタリティが半端なく、めちゃくちゃナイスガイです。
2日間、野尻湖をガイドしてもらいつつ楽しく釣りをすることができました。おかげで、40UP含むバス2本(うち3本バラシ)をキャッチすることもできました。
日曜日の大会はこのサイズ×3匹のみでただの普通の人でした。 pic.twitter.com/0gkp6TGtbW
— さっけん@KENTA SAKITA (@KentaSakita) May 21, 2019
彼は鹿児島の鶴田ダムでガイドサービスも行っているようですので、興味がある方はぜひお問い合わせしてみてください。
「普段、おかっぱりばかりだけどボートで釣りがしてみたい!」という南九州のバサーには強くおすすめします。
さっけん@KENTA SAKITA(@KentaSakita)さん / Twitter
最後に
2018年の1月に本格的にバス釣りを開始してからおかっぱりばかりだった僕が、初めてアルミボートで釣りをしてみて味わった感想を書いてみました。
普段ボートで釣りをする人なら当然と思うような常識的なことばかりかもしれませんが、僕にとっては驚きの連続で、すべてが新鮮な体験でした。
もし、僕と同じように「おかっぱりオンリーだけど今度レンタルボートで釣りをやろうと思っている」という方の参考になれば幸いです。
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