花粉症の方、いつもどうやって予報を見てますか?
僕はいつもtenki.jpの花粉飛散情報やウェザーニュースの花粉Chの情報を見てその日の花粉飛散量をチェックしてます。これらのサイトで、だいたい花粉の飛散量が「多い」「少ない」くらいのことは分かるので便利です。
……ただ、ぶっちゃけちょっと物足りない…。
もう少し、具体的な数値で花粉の飛散量を知りたいし、地域別に細かく見たり、過去のデータとかもできれば見たい。
そんなことを考えてるときにたまたま見つけたんですよ。それが、環境省が運営している「花粉観測システム(はなこさん)」です。これが細かいデータが見られて便利なのでちょっとご紹介したいと思います。
「環境省花粉観測システム(はなこさん)」は花粉飛散量を数値で細かく分かる
なにが良いって、花粉の飛散量が地域別に [個/m^3] という単位で細かい数値で出されているんです。
以下は最新の地域ごとの花粉飛散量のデータです。九州地域に絞っており、今は鹿児島〜福岡の範囲が表示されています。沖縄は花粉が飛んでないので、そもそもデータに含まれていません。
だいたい、各県に3〜4つの測定局があり、その地での花粉飛散量が表示されています。
上の表は2019年3月9日の19時のものなのですが、最低値は鹿児島県の鹿屋市で0[個/m^3]、最高値は長崎県諫早市で291[個/m^3]となっています。「多い」「少ない」というざっくりした基準による分類ではなく、このように数値で出ている方が納得感がありますね。
また、花粉飛散量だけでなく症状の大きさに影響する風向きやその強さ、雨量などの情報も一覧できるのが嬉しいところ。
ちなみに、上記の表はこのような地図形式でも表示されており、こちらはこちらで直感的に分かりやすいです。
「飛散量が花粉の個数で示されていてもピンとこない」という人もいるでしょうけど、とある日の個数を感覚的な基準として持っていさえすれば、それを基準に個数が多い/少ないで判断することができます。
環境省花粉観測システム(はなこさん)でわかる情報
その他、環境省花粉観測システムで分かる情報は以下のとおり。
- 各測定局の時系列ごとの飛散量の推移表(当日)
- 各測定局の時系列ごとの飛散量の推移グラフ(過去7日間)
- 各測定局の時系列ごとの飛散量の推移グラフ(今シーズン)
各地域のデータ(横の情報)と、時系列データ(縦の情報)が網羅的にそろってるのが嬉しいです。去年との比較とか、地域ごとの比較とかしたかったので、念願といってもいい。
鹿児島県環境保護センターの2月1日〜3月8日のデータを見ると、去年の同時期と比べると量が多い傾向にあると言えそうです。
まとめ
というわけで、もし花粉の情報を細かく知りたければ環境省の花粉観測システムが便利です。ぜひ活用してみてください。
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