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すべての行動に理由を持つことは、プロとしての必要条件である

最近、空いた時間はバスプロの青木大介さんの動画を観たり、書籍を読んだりしています。

バスプロとは、「プロのバスアングラー」のこと。青木さんの場合は日本バスプロ協会(略称「JB」)という協会の、「TOP50」という最もレベルの高いカテゴリに属しており、競技者としてバス釣りのトーナメントに参加したりしています。2017年はそのカテゴリで年間チャンピオンにもなっており、名実ともに誰もが認めるプロフェッショナルなバスアングラーです。

その他、株式会社DSTYLEというルアーメーカーも立ち上げており、ルアーやワームの企画、販売なども手がけており、競技者として以外でも、多方面で活躍されています。僕はめちゃくちゃ青木さんに憧れているので、このDSTYLE製品を買いまくっています。いろんな意味で最高のファンだと思います。

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青木さんの書籍で語られていた、青木さんが「プロ」たる所以

そんな青木さん、当然っちゃ当然なんですがめちゃくちゃ強い。そりゃ、年間で3度も日本一になってるくらいの方ですから、もうやばいくらいバス釣りがうまくて当たり前なんですが。ただ、同じカテゴリのプロのなかでも、圧倒的に強いのが青木さんです。

「この人はどうしてこんなに強いんだろう? バス釣りがうまいんだろう?」と疑問に思って、出版されているいくつかの本を読んだり、番組やDVDを観たりしていると、そのヒントとなる傾向がひとつ掴めてきました。

それは、青木さんが出版している『バス釣りがある日突然上手くなる』という本に買いてありました。この本は、自称「バス釣り中級者」のための指南書なのですが、中盤に、普段青木さんが釣りをするうえで気をつけている点としてこんなことが書かれていました。

何でも構いませんからまずはひとつ、イメージをもって釣りをすることを強くお薦めします。そのひとつを膨らませることが、きっと、上達の糸口になるでしょう。

私が考えるバスフィッシングで上達するための基本姿勢は、「自分のすべての行動に対して理由を持つこと」です。そうしてイメージどおりに釣った経験を重ねれば、際限なく面白くなっていくのがバスフィッシングです。

(※強調は自分です)

釣りをするうえでも、ただやみくもにルアーをその辺にキャストするのではなく、なにかひとつのイメージ、仮説をもち、そのうえで釣りに望むことが大事なんだといいます。なので、ひとつのキャストをとってみても、そのポイントや、投げる場所、選ぶルアー、投げたあとのアクションのしかたなど、ちゃんと意図を持って取り組む姿勢こそが、釣力の上達につながるのです。

「自分のすべての行動に対して理由を持つこと」は、特に釣りにおいてはそうそうできることではありません。なにしろ、いろんな要因で選択肢がありすぎるし、そのいずれについてもちゃんと知っていたり、経験を持っていないと、理由を持って選択できているとは言えないからです。

だからこそ、常にそれを意識し実践しているという姿勢こそが、「バスプロ」であり、そのなかでも真のプロフェッショナルである理由なんだと思います。

「すべての行動に理由を持つ」はプロとしての必要条件ではないか

たとえば、Web制作をおこなう際に、着手から完成までのスケジュールを引いて実制作に取り掛かります。

工程表をつくるときのパターンとしては、例えばA工程と、その後に行われるB工程があったとすると、

  1. A工程が終了後、B工程に着手
  2. A工程が半分ほど終了後、B工程に着手
  3. A工程とB工程をほぼ同時に着手

といった具合に、おおまかにこんな感じに進められているのですが、どれを選択したとしてもそこで重要になるのは、それを選んだ根拠です

つまり、とあるA工程からB工程へ移るとき、仮に2つめのパターンを選ぶとして、「なぜA工程が半分終わった段階で、B工程に着手できるのか」という根拠を説明できなければなりません。これが、誰しもが納得する正しい理由を説明できるのが、プロである必要条件なのです。

これは少し大雑把な例ですが、要はものごとの理由・根拠を、高い解像度で示せる(しかも全て)、というのが、本来プロであるということなんじゃないかと。

青木さんを見て、改めて強く思った次第です。

実際、青木さんの釣りを見ればそれは明らか

青木大介さんの動画を見れば、たしかにルアーセレクトや、アクションひとつひとつ「◯◯な状況だから」という理由で解説してくれているので、それがわかると思います。

そして、僕のような初心者アングラーにとってはそれがめっちゃくちゃありがたい……。こういう動画を見るだけで、「この場面ではこれが有効なのか」ということが感覚的に分かってくるので、教材としては青木さんの釣り動画はめっちゃ貴重だと思います。

釣りから得られる学びが大きすぎる

もっぱら釣りにハマっているのですが、釣りから得られる学びは本当に大きいと感じます。

こういう仕事に直結するようなことから、「これは人生そのものなんじゃないか?」と思うようなことまで、釣りは多くのことを僕らにもたらしてくれますね。

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