2016年の7月13日にLucky Brothers & co.という会社を設立して、約1年が経ちました。つまり、もう二期目に突入しているということですね。いやー、早い。
まず、関係各社、お取引先のみなさん、パートナーの方々、家族などの支援をいただいたこと、感謝しています。
これまでは「”みなさまのおかげ”だなんで、思ってもないことを…」だなんて思って斜に構えて見ていたのですが、全然そんなことないのですね、いろんな人に支えられていると感じます。これは当事者になったからこそ分かります。
やっぱり一年が終了したタイミングというのは振り返るのにちょうどいいので、いまこのタイミングで2016年7月〜2017年6月の一期目について振り返ってみようと思います。こうして「n期目が終了しました」みたいなエントリをずっと書き続けられるといいですね。
仕事について
「仕事」というとちょっとざっくりしすぎていますが、大きく分けて(1)ウェブの受託制作事業、(2)独自の自社事業の2つについて。
(1)ウェブの受託制作事業
2016年度の売上の全ては、この受託制作事業から立てていました。
さすがにブログ上で額までは明かせませんが、創業時に「1年目はコレくらいの売上になるんじゃないか?」と予想していた金額とほぼ同じくらいの額になる結果になりました。
freeeで帳簿をつけていたので、9ヶ月くらい経ったあたりから「当期売上予想」みたいな額がどんどん現実味を帯びていくのが楽しかったです。
仕事で作ったサイト/携わった案件はこちらのページにまとめているのですが、関わった案件の性質はキャンペーンサイトかコーポレートサイトが多かったですね。
特にコーポレートサイトに関しては創業3年くらいのベンチャー企業の方からのご依頼が多く、世の中のベンチャー企業には「創業時にサイトをとりあえず作ったけど、しばらく経ってちゃんと作り変えたくなった」というニーズがある程度あるんだなと実感しましたね。
それから傾向とした見られたのは、代表でエンジニアである田島のウェブの実装力を求められるお仕事が多かったこと。
コーポレートサイトにも全面に押し出しているように、リッチなウェブの実装/演出をもっとも得意としているのですが、大規模なキャンペーンサイト等でそのスキルを活かした実装の仕事をいくつか担当しました。
実のところ、創業前には「受託の仕事がとれるのかどうか」という不安も多少抱いてはいたのですが、 ありがたいことにそれは杞憂に過ぎなかったようです。
それどころか営業するまでもなくお声を掛けていただくことが多く、年末年始にかけてはリソース不足で何件も断ってしまうほど。事実、最初の半年で渋谷で仕事をしながらそれを確信したので、「えいやっ」と鹿児島に本店を移転しました。それがわかったのが、一期目の大きな収穫のひとつと言えるでしょう。
(2)独自の自社事業
まず最初は、「リバーシ2」というカジュアルゲームを作っていました。
元々ウェブでプロトタイプがざっくりできていたので、それをアプリにしてみようということで始めました。ただそこまでブレイクするという感じでもなく、また広告予算等もなかったので、とりあえず次を模索しようということに。
で、まあ紆余曲折あったのですが、いまは焼酎に関連する事業を立ち上げています。
もっと具体的に言うと、「焼酎」というよりは「晩酌」。「晩酌をもっと豊かにする」というミッションを掲げてサービスを作っているところです。このあたりは、経過を書いても仕方がないのでこの辺で…。
仕事以外の面について
仕事に直接関係しない、会社の文化的な点を挙げるとまずは「朝8時〜夜8時」の就業時間を約1年続けてきた、というのがあるでしょうか。
厳密に言うと11ヶ月が過ぎたタイミングで、「朝8時〜夜6時」へと2時間短くしたのですが、いずれにせよ、就業時間をきっちり定めて営業してきました。「健康的な経営がしたい」ということや「プライベートも大事にすべき」という理由などがあって、時間を決めてやってきたのですが、この方向性自体は特に間違っていなかったのかなと。
次に、渋谷→鹿児島への本店の移転も大きなトピックですね。
2016年の11月末には「翌年の1月以降には地元である鹿児島に行こう」ということを決め、実際に2月中旬には会社と自宅ごと鹿児島に引っ越しました。あくまで「二拠点」を形態のゴールとして掲げているので、より規模が大きくなってきたらいずれ東京にオフィスを構えることになると思います。
いろんな方に聞かれるのですが、鹿児島に移ってきたことによる弊害、デメリットみたいなものはそこまで感じませんね。距離的な問題でイベントに気軽に行けなくなったというのはありますが、逆に言うとそれくらい。
同じ価格では絶対に借りられないような事務所用の物件を借りたり、暮らしの質自体も上がったので、現状でいうとメリットの方が大きい。
もちろん、地元で仕事ができるというのも。ただまあ、事業のフェーズによってはいろんな人に会って話をしたり、アドバイスをもらったりしなきゃいけない場面も出てくると思うので、そのときには地方であることの影響は少なからず出てきそうだなとは感じています。
二期目はどうしていきたいか
ということで最後に、二期目の抱負的な。
まー、目標はいろいろあるんですが、2年目、3年目あたりのタイミングでチームを形成したいなと考えています。いまはそのタイミングではないということでずっと2人でやっていますが、それもできることは限られてくるし、会社としても多様な人材を増やしたい、というのが目指しているところでもあるので。
それから、アクセルを踏んでいいときやそうでないとき、自社事業/受託事業のバランスのとり方も少しずつ分かってきたので、うまくコントロールして最適化できたらなと。
あとは、最速で自社事業となるサービスとプロダクトマーケットフィットまで持っていくこと。
いまはその前の段階のプロブレムソリューションフィットを模索している段階なので、とっととそこを突破していきたいですね。これはまあ、やっていくしかない。
ということで、二期目も頑張っていきます。
[…] けれど、2017年の2月に諸々の事情があって(詳細は、この辺をお読みください)、鹿児島に引っ越してきたのですが、それ以降、満員電車には一度も乗っていません。マジでゼロ。 […]