このブログをちゃんと書くようになってから、約半年くらい経ちました。ブログ自体は高校生ぐらいの頃からずっと書いているのですが、本腰を入れて書いているのがこれがはじめて。
運営の方針や目的も結構定まっており、更新ペースもだいたい3〜4日に一度くらいのペースを保ちながら継続しています。
そういえばこのブログでは、このブログについて書いたことがほとんどなく、なんとなくいい機会だと思うので、「なぜこのブログを書いているのか」を改めて書いてみようかなと。
先日、こんなツイートをしており、壮大なセルフブーメランなんですが、そういうのはもう全部支離滅裂でいいと思っています。好きにやっていきましょう。
ブログでもラジオでも、メタ的なことばかりコンテンツにしはじめたら黄色信号。メタ的なコンテンツは、リスナーが聴きたい/読者が読みたいことじゃなく、発信者側が手っ取り早く作れるから、という理由で発信されることが多い。言いたくなるし、書きたくなっちゃうんだけどね。
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) February 27, 2018
目次
【理由1】アクセス解析スキルを高めたいから
そもそも、ちゃんとブログを更新しようと思ったきっかけは「アクセス解析がしたい」というものでした。
アクセス解析をしたい→そのためにはある程度のコンテンツ+アクセスが必要→自分で作ってしまえばいいのでは?ということでブログに本腰を入れ始めたわけだけど、バリバリ奏功してる。
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) February 19, 2018
本職のWeb制作業ではWebディレクターとして働いているのですが、僕にはアクセスログの解析スキルが乏しいという自己評価による課題がありました。
ログの解析スキルが低いと、ろくにサイトの運用ができないだけでなく、サイトリニューアルの提案時などに的確な現状分析ができなことを理由に、核心をついた提案ができないという問題がでてきます。
なので、読書やWebの記事でアクセス解析の記事を読んで学ぶだけでなく、実際のサイトをログ解析しながらPDCAを回す、という実地的な経験が必要だと思ったのです。
また、さまざまなデータを見たいので、
- ある程度のコンテンツ量(最低でも50以上)
- ある程度のアクセス(最低でも5,000/月間くらい)
が必要、だという条件もありました。
ということで、「じゃあ、自分でその環境を作ればいいのでは?」ということで、真面目に更新し始めた、という経緯になります。
そういう、Webディレクターとしてのスキルアップという目的ありきのブログ運営だったんですね。
重要なのは「ソーシャル」に頼らない流入
アクセスを増やしていく過程で大事にしていたのは、流入をソーシャルに頼らないということ。
もちろん更新通知などはしますが、TwitterやFacebook等のSNSからの流入ではなく、あくまでオーガニックな検索エンジンからの流入をベースに増やしていこうと考えました。
理由は、ソーシャルからの不定期かつ非安定的なトレンディなアクセスだと、解析の勉強にあまり役立たないから、です。
記事の拡散による一時的なアクセスと、定常的なアクセスでは流入の意図や、性質が異なります。
今後僕が溜めておくべき知見は、どちらかというと定常的なアクセスが発生した場合のログの解析スキルなので、前者はあまり意味はないなと思ってます。
なので、別にバズを狙ったり、無理に煽ったりすることもありません。尖ったオピニオンを書くこともそんなにしません。
淡々と興味のあるテーマ、ニッチだけど確実に流入が得られそうなテーマに絞って書いています。
半年経って、目標はクリア
半年間、一定のペースで更新を続け、
- ある程度のコンテンツ量(最低でも50以上)
- ある程度のアクセス(最低でも5,000/月間くらい)
という当初の数値目標はクリアしました。
また、解析スキルの学習という点においても、毎日のようにこのブログのアクセスは確認し、PDCAを回しているので、実際お客さんとやり取りしたり、サイトのリニューアルをする際にすごく活きている実感があります。
ブログを更新して、知見が溜まれば溜まるほど本業に行きてくるというポジティブフィードバックループができています。めちゃくちゃシナジーを生んでます。
【理由その2】Webライティングスキルを高めたいから
優先度は低くなりますが、「Webライティングスキルを高めたいから」というのもブログを書き続ける理由のひとつです。
たいていの場合、Web制作会社はサイトを作る際に必要なテキストコンテンツをは、お客さんに原稿を書いてもらうことになります。
制作サイドはワイヤーフレーム(枠)だけつくって、あとの中身はお客さんにおまかせ、という作り方もあるとは思います。
けれど、それを書くお客さん自身はライティング、特にWebにおけるライティング、コピーライティングに関しては、ほとんど素人であることが多い。そこにクオリティが左右されてはいけない、と思ったんですね。
なので、お客さんに書いていただいた原稿をチェックするうえでも、実際にこちがら原稿を書く場合でも(外注のライター含む)、ディレクターはWebライティングの知見はある程度持っておくべきなんじゃないか、というのが僕の意見です。
それを養うのに、ブログはうってつけの場、ということです。記事本文はもちろん、サイトのディスクリプション、カテゴリの説明文、プロフィールの書き方など、すごく多くの点で参考になるんですね。
「サイトの本質は、テキストである」
僕がこのようにサイトのテキストコンテンツをすごく重要視するようになったのは、『沈黙のWebマーケティング』という本を読んだから、というのがあります。
かっこいいビジュアルや、イケてる写真、演出…、いろいろ要素はあるけど、結局人を動かすのはテキストであり、それこそがWebサイトの本質である、というメッセージがこの本には込められています。
何度も読み返して勉強しているくらい、すごくいい本なので、経験の浅いWebディレクター、Webマーケターにはぜひ読んで欲しい本です。
同じレベルのディレクターにとって参考になる記事を
僕が尊敬している、東京のWeb制作会社・ベイジ(baigie)の代表枌谷さんは、会社ブログのなかで「すべての人が情報発信をすべき」だと書かれています。
すこし引用します。
参考 すべての人が情報発信をすべき理由ベイジの日報情報発信ができない人というのはこの世にはいないのである。切り口とターゲットさえ工夫すれば、誰でもなんらかの有益な情報を人に与えることができる。
ネットがない時代は、情報発信の手段は一部の組織に牛耳られていた。それら組織に認められたハイレベルな人だけが情報発信をし、全レベルの人に大量に届けるしか手段がなかった。しかし今はレベル3の人が情報を発信し、レベル2以下の人に届けることができる。これがインターネット時代のすごさである。
まさに「コレだな」と思いまして。
僕のWebディレクターとしてのポジションは、「社内に仕事を教えてくれる上司がおらず、自分で学習していかないとスキルアップは望めない」というものだと認識しています。
Web制作会社としてはそこそこ特殊な状況だとは思いますが、そうではない事業会社を含めると、こういう人は日本中に少なくないんじゃないかと思います。
なので、特にWebディレクションに関するエントリには、僕と似たようなレベルの人にとってタメになる、参考になるものを書いていくことは、意義のあることなんじゃないかと。
例えば、こういう記事とかですね。
【2018年最新】未経験のWebディレクターがまず読むべき関連本12冊 Webディレクターがブックマークアプリ・Stacheを使うべき3つの理由。なので、決して内容のレベルが高くなく、むしろ初歩的なのですが、それですら価値があるんじゃないか、という思いで書いています。
さいごに
以上、僕がブログを書き続ける理由を紹介しました。
ブログは、自分のためだけの日記的な内容でもいいと思いますし、スキルアップや誰かのためになるタイプの内容でも、どちらでもいいと思います。
まずそれを選択できるのが、ブログのいいところです。
今後も、主目的は当面このままで、カテゴリを拡充したり、細かい最適化をはかりながら一定のペースで更新していきたいなと思っています。
ブログを運営するうえで参考にした本
人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術[Kindle版]
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