鹿児島県内のバス釣りのフィールドのなかでは、大隅湖に並ぶメジャーフィールドとされている霧島市の竹山ダム。
僕は2018年の年明けにバス釣りに本格的にハマったのですが、実は中学生の頃にも1〜2年ほどバス釣りをやっていた期間がありまして、そのときに一番通っていたフィールドでもあります。
釣具屋の店員さんや釣り仲間に聞くところ、バス釣りのフィールドとしては、「そこそこ人気でプレッシャーは高いが、ちゃんと状況とタイミングがあえば普通に釣れる」くらいの場所だそうです。たしかに、その感覚はわかります。
しかも、バスが釣れるといずれもかなりコンディションがいいです。平均して30〜35cmくらいのサイズがあって、50UPが釣れた実績もあるといいます。
2018年の年明け以降、10回以上竹山ダムに通い、それなりにフィールドの知識が身についてチラホラと釣果が出てき始めました。
そこで今回は、
- 今度はじめて竹山ダムにバス釣りに行こうと考えている人
- 竹山ダムにちょこちょこ通っているが、ぜんぜんバスが釣れない人
に向けて、竹山ダムのフィールド情報を書いていきたいと思います。
実際にバスが釣れたポイントなどもご紹介しますので、ぜひ足を運ぶ際には参考にしてみてください。
目次
そもそも「竹山ダム」ってどんなフィールド?
竹山ダムは、鹿児島県霧島市の山間部にある比較的小さなダム湖です。
- 交通手段:基本的に車
- 時間:最寄りである加治木JCTから車で25分/鹿児島市内から1時間程度
- 駐車場:あり(3箇所、20台程度収容可能)
- トイレ:有り
- 最寄りの釣具店:かめや 鹿児島姶良店
そもそも、竹山ダムは釣りはOKなの?
竹山ダムは、釣りをすること自体はOKです。遊漁券の購入も特に必要ありません。
しかし、ボートやフローターでの釣りは禁止されているので、おかっぱりからのみとなります。
竹山ダムのフィールド情報
それでは、早速竹山ダムのフィールド情報をお伝えします。
まずは、フィールドの全体図はこんな感じ。
ダムの東側は基本的に足場がよく、釣りができるポイントは多いです。
一方、西側はそもそも車が進入できない場所だったり、減水していないと入るポイントが少ないです。個人的には、東側で釣りをすることが多いです。
ポイント①:駐車場そばのワンド
メインの駐車場からすぐ降りてきたところにあるワンドです。こちらは足場がよく入りやすいので、釣りがしやすいポイントのひとつ。
奥側がブレイクになっており、朝マヅメ/夕マヅメのタイミングにはクランクベイトを巻くと効果的なんだそうです。
ポイント②:階段状の部分〜ロープ際
次は、階段から降りられるロープ際のポイント。
減水時しかアクセスできず、普段は浸水していてまず降りることができません。
実は、竹山ダムのなかではここが個人的にいちばん好きなポイント。というのも、ロープにつきやすかったり、地形的にバスが好む感じなのか、実績としてよく釣れてるんですよね。
ネコリグやラバージグでボトムをチクチク誘っても食ってくるし、ガストネードなどのトップウォータープラグでも食ってくる印象です。
いいイメージがあるので、減水してたら必ずここには入りますね。
ポイント③:東屋周辺
②のポイントに次いで、僕が好きなポイントです。
竹山ダムに通いまくっている、近所の釣具屋の店員の方にいろいろ聞いたのですが、このエリアは周りが急に深くなっており、バスがつきやすいんだそう。
減水しているとたしかにそれが確認できます(ゆえに、満水時の方が期待できます)。
たしかに、ここでボトムを探るためにネコリグを投げてチクチク粘ってると、かなり高い確率でバイトがあります。
また、個人的にも実績があり、スモラバで推定45cmのバスを釣ったのもこのへんでした。
ポイント④:大規模なワンド、流れ込み
東屋周辺から少し北に歩くと、さらに大規模なワンドが見えてきます。
またここは大きな流れ込みのあるエリアで、かなりフレッシュな水が多くなっています。ここも満水時は写真より2〜3mくらいは水位があって、より釣りがしやすくなります。
はじめてきたときは「なんだこのポイント! めちゃくちゃ釣れそうやんけ!」と頑張って攻めてたのですが、同じく知り合いの釣具屋の店員の方によると、「意外に出にくいポイント」なんだそう。
僕もまだここでは釣ったことがないので、1匹は釣ってみたいなと思っています。
ポイント⑤:橋脚エリア
④のエリアから徒歩3分くらいの場所にある橋脚エリアです。
近くには車が数台駐車できるスペースと、ちょっとした屋根みたいなスペースも。減水時にはこのあたりまで降りることができます。
僕はここで釣果をあげた実績はないのですが、上流から水が流れ込んでくるスポットのようで、ここもよくバスがでるスポットのひとつです。
【2018/10/03:追記】
台風通過後の今日行ってみるとかなり増水しており、見るからに別の雰囲気になっていました。
時期的にも秋ということもあり、スピナーベイト(ハイピッチャー)で巻くと、40cm前後のコンディションのいい1本を釣ることができました。
ポイント⑥:西側の対岸エリア
⑤のエリアから橋を渡り、さらに車で森の奥の方に進むと、岸際に降りられるスポットがあります。
正直、こちら側はあまり入ってきたことがないのですが(過去1回減水時にはいりました)、ここも釣りができるスポットです。
ただ、すいませんあまりここについての情報はないです……。
ポイント⑦:ダムサイトエリア
最後は、竹山ダムの最も南側にあるダムサイトのエリア。
写真は東屋周辺から撮ったもので、奥の方に見えている岩盤状のエリアです。
やや注意が必要ですが、この付近もガードレールを超えて降りることができます。特に夕方はバスが回遊してくるエリアのひとつのようで、スピナーベイトやクランクベイトといった巻物で攻めてみたいスポットのひとつです。
最上流部や、西側エリアなどまだまだ攻められるポイントはありそうです
今回ご紹介してきたポイントはほぼほぼ竹山ダムのメインのスポットなのですが、まだ完全に全容を把握しているわけではありません。
最上流部(バックウォーター)や西側エリアなど、特に減水時に限って釣りができるポイントもあるようですので、そのあたりはぜひご自身でお確かめください。
▼この写真のスポットとかは入ったことがないので気になってます
もし、「いやいやここも紹介すべきでしょ!」みたいなポイントがあれば、Twitterやコンタクトフォームからご連絡いただけると嬉しいです。
竹山ダムで釣りするときの注意点
最後に、竹山ダムで釣りをしてきて感じる注意点や、はじめての方に気をつけてほしい点をお伝えします。
注意点①:結構虫がいるので虫除けスプレーは必須
竹山ダムは山のなかにあるだけあって、かなり虫がいます……。蚊も当然います。
ですので、虫除けスプレーは必須かと。たまにつけ忘れてしまうのですが、虫によってかなり集中力が削がれてしまうので……。
注意点②:可能であればライフジャケットを着よう
①、⑦のエリアは雨が降るとすごく滑りやすいですし、⑤、⑥のエリアは地盤がゆるく足場が崩れ落ち、滑落してしまうリスクがあります。
実際、僕は⑤の橋脚エリアの付近で一度足場が崩れ落水してしまいました……。
岸沿いギリギリを歩いて攻めてたら、思いの外水分量が多くて、崩落し、太ももくらいまで落水した…。ソロ釣行なので、このままずるずると落ちて行ったと思うとゾッとする。ちょっとセーフティにいこう。 pic.twitter.com/Dn74PedEzG
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) June 9, 2018
しかも、このときはソロ釣行。
地形的に急深になっている部分でしたし、ちょうど周りに誰もいなかったのでマジで死を意識しました…。
落水って、経験者なら分かると思いますが、いざ実際に落ちてみると正直かなり焦ります。これはガチ。
ということで、雨の日などに竹山ダムで際までギリギリ攻めたいときはライフジャケットを着るようにしましょう。しかも、できれば全自動で。
周りの人はだれもしてないと思いますが、自分しか備えることはできないので、リスクにはちゃんと向き合いましょう。まあ、竹山ダムに限った話ではないですがね。
注意点③:自販機等が近くにないのでドリンクは必須
最後、地味に大事なポイント。
竹山ダムは周辺にコンビニはおろか自販機もないので、事前に飲み物は買っていくようにしましょう。これを怠って、何度体調を崩しかけたかわかりません。
まとめ:竹山ダムはいろんなエリアがあって楽しいフィールドです
というわけで、今回は鹿児島県のメインフィールドのひとつである・竹山ダムをご紹介しました。
中心街から比較的アクセスしやすく、またおかっぱりで回るにはそこそこの広さなので、やはり楽しいフィールドですね。今後も定期的に通うホームフィールドになりそうです。
また、その他の鹿児島のバス釣りのフィールドについては『「鹿児島のフィールド」の記事一覧』にまとめているので、興味がある方はぜひ。
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