僕は普段鹿児島県のフィールドでおかっぱりメインでバス釣りをしているのですが、バス釣りを本格的にはじめて1年ちょっと経った今、猛烈に「レンタルボートで釣りがしたい」と思うようになりました。
南九州におけるバス釣りができるフィールドの少なさは正直かなり致命的。レンタルボート屋はもちろんないし、おかっぱりのフィールドも数える程度。やっぱ、メインは海なんだよなぁ。かといってそっちに転向するのもタックルの問題でしんどい。
— shimotsu (@shimotsu_) January 24, 2019
ゴムボートでの釣りという、強烈な体験
普段はおかっぱりがメインですが、ボートでの釣りを全くしたことがないわけではありません。一度、宮崎県の野尻湖という湖でゴムボートでバス釣りをしたことがあります。このときの詳細は「【バス釣行記】宮崎県・野尻湖で早春のゴムボート釣り! 初のボートの難しさを痛感。」というエントリに書いています。
このときが初めてのボートでの釣りだったのですが、未だに楽しかった記憶を鮮明に覚えていて強烈な体験だったんだと思います。
水がちょっとずつ浸水してきたり、木に追突してロッドが折れたりというアクシデントがいくつかあったのですが、そういうことが理由ではなく、「おかっぱりでの釣り」と「ボートでの釣り」の本質的な違いを感じることができたらからです。このときに「ボートでの釣り」を体験してみて、その難しさ、醍醐味を知ったからこそ、もっとその世界にのめり込んでいきたいと思うようになったのです。
「どこでも投げられる」=「投げる場所を選択する必要がある」
僕はたったの一度しかボート(しかもゴムボート)での釣りをしたことがないので、「おかっぱりでの釣り」と「ボートでの釣り」の違いをそんなに語ることができません。それは、どちらも長年同じくらい経験して、はじめて分かるものだと思います。
それでも、ひとつだけ明らかに「おかっぱり」と「ボート」で性質が異なる部分を見つけました。
おかっぱりの場合は物理的に釣りができるエリアが限られてくるので、基本的に「キャストできる場所、足場のいい場所を探して、そこを基点にキャストしていく」というやり方になります。場合によってはウェーダーを着て腰まで浸かってキャストできる範囲を広げたりしますが、それでもウェーダーを着ていける範囲までしかいけません。キャストできる範囲が限られ、そのなかで足を使って最大限の成果を出すのがおかっぱりでの釣りです。
一方、ボートの場合は水があり、ボートが侵入できるエリアではほぼすべてキャストすることができます。釣りができない場所というのは、予め定められた釣り禁止区域くらいで、それ以外はたいていの場所で釣りができます。
この、物理的なエリア制限の有無が、おかっぱりとボートの釣りの最大の違いでしょう。
この違いがあることによって、ボートでの釣りは、自分でキャストする場所を選択し、釣りを始めることが必要となります。この「自分でキャストする場所を選択する」という行為こそ、ボートでの釣りの最大の醍醐味なんじゃないかと思っていま。「思っている」というのは、そんなにボートでの釣りの回数を重ねたことがないので、あくまで想像しているだけということです。
選ぶことは難しい
キャストする場所を選ぶには、根拠が必要です。
「ただなんとなく」というだけで選ぶこともあるでしょうが、おそらく、ちゃんと仮説を持って考え、実行して結果を得ていくサイクルを回していく方が、釣りの上達は早いでしょう。
なので、ちゃんと釣りがうまくなろうと思ったら、ちゃんと考えて場所を選択し、釣りをしていくことになります。そして、これはたぶん相当難しい。
まだ魚の生態もそんなにわかっていないので、ほぼすべてを想像するしかありません。想像に想像を重ね、たまーに答えが返ってきて、ひとつずつ状況を紐解いていく。言ってしまえば、バス釣り自体がそういう楽しみ方をする釣りだと思いますが、ボートでの釣りの場合はそれがより顕著に現れるんじゃないか、ということを言いたいのです。
まとめ
正直なところ、鹿児島はほとんどボートで釣りをできる場所がないので、このあたりはかなり不便です。やはり釣りにおいては海が優勢で、釣具屋も一部のバス釣り用品を除いてほとんどが海用だったりします。
早く日常的にレンタルボートでの釣りがしたいと思っているので、どうすればそれを実現できるか、考える日々は続きます。
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