ここ2週間ほど、カフェイン断ちをしていました。
きっかけは、「なんとなく睡眠の質が低い(気がする)」「日中の集中力が低い(気がする)」と思ったから。いくつか理由は考えられたのですが、そのなかでなんとなく「カフェインを摂りすぎているんじゃないか」と思い、妙に引っかかったので、しばらくカフェインを断つ生活をしてみようと思いました。
もし、普段のカフェインが睡眠の質の低下や集中力の低下を招いているのなら、もういっそカフェインを摂らない生活をしよう、と。
今回は、そのカフェイン断ち生活を送ってみた感想と経過、その後について書いていきます。
カフェイン断ち生活のルール
僕が普段摂っていたカフェイン量は、1日に1〜1.5杯程度のコーヒーのみ。決して「カフェイン中毒」と呼べるほど多い量ではないですが、それでもほぼ毎日飲んでいたので、身体がカフェインに慣れているのはほぼ間違いないでしょう。
睡眠の質を上げたいと思ってはじめたカフェイン断ち生活、3日目。昨日から引きつづき頭痛がする。常用者が急にカフェインを摂らなくなると発生するらしい。今のところ、はっきりとした効果は感じられない。
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) October 19, 2018
カフェイン断ち生活を送るうえでのルールはこちら。
- カフェインを含むものを一切摂らない
- 打ち合わせや客先訪問などでコーヒーを出された場合は、例外として飲む
コーヒーや紅茶など、カフェインを含むものを出された場合には飲み、それ以外は基本的には自発的に飲まないというルールです。
2週間のカフェイン断ち生活の結果・感想
2週間カフェイン断ち生活を送ってみたのですが、結果としてそれが実感できるほどの効果は得られませんでした。
効果の評価方法としては、
- 昼間(12時〜14時)に眠くなるかどうか
- 朝の目覚めがよくなっているかどうか
という主に2つの観点で主観的に測ったのですが、この2点において、カフェイン断ちする前とさほど差がないと判断しました。結局、昼間は眠くなるし、朝の目覚めはそんなによくなりませんでした(もちろん、良い日もあるが、同じくらい悪い日もあるので誤差の範囲内と判断)。
カフェイン断ちをはじめて2日目は、朝の目覚めがとてもよく「これは…、もしかして昨日カフェインを摂らなかったおかげか?」と思いましたが、翌日、翌々日と、その状況は続かなかったので、カフェイン以外のところに影響がありそうだな、と。
全体として、よかったこと、メリットに感じたことはありませんでした。強いていうなら、コーヒーの豆を買わなくてよかったこと。それくらいです。睡眠の質がよくなった実感がないので、僕にカフェインを断つメリットはそんなにありませんでした。
頭痛がする
また、カフェイン断ちをはじめて、3〜4日目まで、とにかく頭痛がひどかったです。
「慢性的に摂取していたカフェインを急に摂らなくなると、しばらく頭痛がする」とは、事前に調べていたので分かっていたのですが、しっかり発症しました。
横になっていないとつらい、仕事ができないほどつらい、という頭痛ではないにしろ、ジリジリと痛みが続くのでこれが結構やっかいでした。
「コーヒーが飲めない」というつらさがすごい
僕は朝起きて、豆からコーヒーを挽き、ドリップして淹れたコーヒーを飲みながらPCを立ち上げて仕事を開始する、というのがここ1〜2年のルーティンになっていました。コーヒーが始業の合図であり、脳内の目覚ましであり、やる気スイッチになっていたわけです。
けれど、この2週間は急にそれを失ったことにより、そこそこ喪失感がありました。変わりに白湯を飲んでいたのですが、みなさんご存知の通り、白湯には香りも味もありません。ドリップする間のぼーっと遠くを見つめて考え事をする時間もなくなりました。
結局、この2週間を通して得た最大の収穫は、「あ、俺って結構コーヒー好きなんだな」と再確認できたことでした。ただ、もしかしたらこの感覚も含めて「カフェイン中毒」になっているのかもしれません。だとしたら、「まぁ、別にいっかな」という感じです。
2週間のカフェイン断ち生活から得られた仮説
今回の結果から導かれる仮説として「そもそも、睡眠に影響するほどそんなにカフェインの影響を受けていなかった」というのが挙げられます。
僕が飲むカフェイン(コーヒー)の量言っても1日1〜1.5杯程度なので、たしかにガブガブ飲んでいるわけではありません。これが3〜4杯とかなら、明らかに影響の違いには差がありそうです。ですが、体感として睡眠の質はそんなに変わらなかったので、睡眠において、そもそもカフェインによる影響はそんなに受けていなかった可能性があります。
言い換えると、カフェイン以外の要因の方が睡眠の質には強く影響するのではないか、とも考えられます。つまり、
- 日中にどれだけ日光を浴びたか、運動したか
- どれくらい食事をしたか
- どれくらいディスプレイを見続けていたか
- シャワーで済ませたか、湯船に浸かったか
など、睡眠の室に影響する要因はさまざまあり、カフェインの摂取量はその要因のうちのひとつです。もし、カフェインによる影響がその他の要因による影響に比べて小さかったら、カフェインの摂取量はよりよい睡眠をとるうえで、そんなに問題になりません。
ただし、実際この2週間、カフェイン以外の生活の条件はバラバラだったので、これも正直どうなのかわかりません。厳格に実験するなら、すべての同じ環境で実施すべきでしょう。
コーヒー、再開します
ということで、僕のカフェインの摂取量は睡眠の質にそこまで影響なさそうだということがわかったので、コーヒーを再開します。
2週間ほどカフェイン断ちの結果、大きな効果は得られなかったので、再び解禁。 pic.twitter.com/RQj5WXRNlu
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) November 5, 2018
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