最近、O.S.PやJACKALLといった大手の釣具(ルアー)メーカーが動画コンテンツ制作スタッフの採用をはじめています。
こちらはJACKALLの代表小野さんのツイート。動画撮影/編集スタッフを募集しています。
〜人材募集〜
動画撮影、編集スタッフ
要件は以下の通り。
最終学歴 高校卒業以上
スキル 経験者優遇。 または、未経験者でも技術習得に意欲のある方。
雇用形態 アルバイトとして一時雇用6カ月間。 その後、適性により正社員登用あり。
待遇 弊社規定による— 小野俊郎 (@onotoshi67) February 5, 2019
以下は、並木敏成さんが代表を務めるO.S.Pのコーポレートサイトの採用ページ。映像制作/デザイナー職として動画コンテンツ制作ができる人を募集しています。
recruit | O.S.P,Inc.
【募集職種】
■製品開発(ルアー)・・・ルアーの開発、および新色の開発など製品開発に関する業務全般。
※経験者およびCAD技術者優遇■営業事務・・・お客様からのご連絡対応、受発注・管理、納期管理、資料作成。営業業務全般。
※業界経験者優遇■映像制作/デザイナー・・・動画コンテンツ制作(撮影・編集)
※経験者優遇
JACKALL、O.S.Pというバスフィッシング界では大手ルアーメーカーの2社がこうして動画制作スタッフを募集しているのです。
これは偶然でもなんでもなく、現在の釣り業界の大きな流れを汲んでいると考えています。
釣り業界は動画コンテンツ全盛の時代
釣り業界は現在、動画コンテンツ全盛の時代を迎えています。
- 各ルアーメーカーの新商品発売のPRコンテンツ
- 各バスプロが出演するハウツー動画
- 釣りメディアが制作する動画コンテンツ
- バスプロ自身のアカウントで配信される釣り動画コンテンツ
……などなど、釣り関係者のinstagramやTwitterのタイムラインは動画コンテンツにあふれています。
僕も多くのバスプロ、ルアーメーカーのアカウントをTwitterやinstagram、YouTubeでフォローしていますが、ほとんど毎日なんらかの新しい動画コンテンツが生み出されています。
釣り × 動画の相性が抜群にいい
そもそも、ソーシャルメディアで動画コンテンツ全盛の時代という背景はありますが、それを抜きにしても「釣り」と「動画」の相性がいいことは間違いありません。
特にルアーを使うバス釣りはほとんどスポーツなので、シンプルに動画に映えるのです。シンプルに。
プロの正確無比なキャスティング、躍動するバスの姿、アマチュアへのレクチャー、など動画にする意義があるので、発信できるものの多くは動画として発信されています。
こちらの記事で書いていますが、僕は釣りに行けない日によく釣り動画を観ていて、それで季節ごとのアプローチや、バスプロの釣りを観て学んでいます。
僕がここまでバス釣りにハマったのも、確実にこれらの動画があったからだと言い切れます。
企業のYouTubeアカウントが良質なオウンドメディアになっている
各企業が投稿する動画には、その企業の製品や、スポンサードしている選手のファンが見に来ることになります。
そして、動画を見ればみるほど、その企業、製品、バスプロのファンになっていきます。僕がまさにそうでした。
つまり今や、釣り業界において企業のYouTubeアカウントはめちゃくちゃ優良な発信源(専門用語でいうと、オウンドメディア)になっているのです。
実際、各ルアーメーカーのYouTubeチャンネルの登録者数は以下のようになっており、ファン層の大きさが分かると思います。
- JACKALL: 約54,000人
- O.S.P: 約45,000人
- RAID JAPAN: 約30,000人
ルアーメーカーが自社で動画コンテンツを量産していく流れに
これは想像でしかないのですが、おそらく現在は多くのルアーメーカーが制作/配信している動画コンテンツは、それができるプロの企業や個人に外注しているんじゃないでしょうか(本当に推測です)。
そうすると、動画を作れば作るほど、当然ながら制作費がかかります。
たぶん、今後のことも考えて、JACKALLやO.S.Pといったメーカーは自社に動画コンテンツ専門のスタッフがいたほうが(コスト的に)いいのではないかと考えたんじゃないかと思います。
だからこそ、このタイミングでの動画コンテンツ制作スタッフの募集なのです。
最後に
おそらく、紙で情報を伝えることが全盛だった時代はこれが動画制作スタッフではなく、専属ライター、専属編集者だったのでしょう。
要は、その時代にいちばん大きなファンとの接点が持てるメディアが企業にとっても重要視され、今は動画コンテンツ主体のSNSアカウントであるということ。そのプロの作り手となれば、企業からの需要が大きい人材になれるってことですね。
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