ココナラというスキルを売り買いするサービスで「個人ネットラジオ配信のアドバイス/サポートをします」というサービスを出品しているのですが、最近ほんの少しずつ問い合わせがくるようになってきました。
このサービスでは、僕が普段友人と毎月やっているPodcast「ShimoQuiRadio」で得てきたノウハウ、スキルを、それを欲している方に提供するというものです。値段は、だいたい1時間くらいで2,000円〜4,000円です。
最初は「物は試しに」くらいの感覚で、全く売れるとは思っていなかったのですが、最近ちらほらと、個人で同じようにPodcastを配信している方や、これから企業として発信するコンテンツとしてPodcastを配信したいという担当者の方などに売れるようになりました。
「これからPodcastを配信したい」という方の悩みは、「そもそもどうやって収録したらいいのか」「機材は何を使えばいいのか」「編集に使うツールはなにがオススメか」などたくさんあってそれぞれケースバイケースの解があるのですが、特に企業のPodcast配信においては、僕はPodcastの配信サービス「Anchor」を使うことをおすすめしています。
目次
なぜ企業のPodcast配信で「Anchor」がオススメなのか?
答えはずばり、「再生回数が細かく取得できるから」です。これだけで、もうAnchorを使う理由になります。
そもそも「ShimoQuiRadio」では最初の1年間はPodcastでの配信はおこなっていなくて、ずっとページ内にmp3のファイルをaudioタグで埋め込んでいました。
これはこれで再生自体は普通にできるのですが、ひとつ大きな問題がありました。再生回数が取得できなかったのです。
再生回数が取得できないのは、結構なネックでした。何回聴かれたか分からないので、コンテンツの反響をシェア数やサイトのPV(UU)から推察するしかありません。PV数は細かな数値がわかりますが、実際にはサイトに訪問してくれた方が全て音源を聴いたり、ダウンロードしてくれるわけではないので、正直細かい再生回数はほとんどわからない状態でした。
「どれだけ聴かれているかわからない」という状態は、モチベーションの低下にもつながるので、長く続けていくうえでも早急になんとかしたい問題でした。
「Anchor」ではコンテンツごと、プラットフォームごとに細かく数値を取得できる
そこで見つけたのが、「Anchor」です。
サービスについての詳細は「【2018年最新】個人でPodcast番組を配信する最もシンプルな方法【Anchor】」のエントリに書いているので詳しい使い方はこちらを見て欲しいのですが、Anchorの真骨頂はそのトラッキング機能にあります。
以下の画像は、Anchorのダッシュボード画面なのですが、こんな感じでエピソードのダウンロード回数をグラフで確認することができるのです。この画面ではエピソードごとの回数、期間ごとの回数を確認できます。
それだけではなく、ここがAnchorがめちゃくちゃ便利だなと思った部分なんですが、各Podcast配信プラットフォームごとの再生回数も取得できるんです。Podcastは、各ユーザーが好きなプラットフォームで聴けるのですが、それを別々に取得できるのはものすごいありがたい。
企業の活動として運営する場合、結果としての再生回数が求められる
個人の趣味の範囲で配信するPodcastと違い、企業の活動としてPodcastを配信していく場合、「再生回数が取得できる」というのは必要な条件です。
例えば、ブログやオフラインのイベントであれば、月間のPV数/UU数や、イベントの来場者数など分かりやすい結果が出ます。結果が出ると、その活動が事業に対して効果を生んでいるかどうか、という評価ができます。この評価は、結果がよければ継続するし、悪ければ撤退、という判断につながります。
もし、「結果」が分かりやすい形で現れないとしたら、どうでしょうか。そもそもその活動が効果があるという評価ができないので、「やっていて意味があるかどうか」がずっとわからないまま、なんとなく続けてしまう、ということになりかねません。
Podcastを配信する場合も、「結果が測りづらいんですが、とりあえずやってみましょう」というのは、なかなかGOサインが出しにくいものです。自分がPodcast配信を企画する担当者だとして、その条件だと上司に打診してもなかなか受け入れてはもらえないでしょう。
上記のような理由から、「ちゃんと再生回数が取得できる」というのは、企業の活動としてPodcastを配信するうえでとても重要なことなのです。そのうえで「Anchor」はめちゃくちゃ簡単に配信できるし、再生回数も取得できるので、ものすごくオススメなのです。PodcastはWordPressのプラグインを使って配信するサービスもありますが、ぶっちゃけAnchorの方がはるかにラクです。
まとめ
ということで、企業の活動としてPodcast配信をする場合、ちゃんと各プラットフォームごとの再生回数が取得できる「Anchor」を利用することをオススメします。
「Spotifyが黒字転換、Anchorなどポッドキャスト企業2社買収」という記事内にあるように、最近Anchorは買収され、今後どんどんサービスとしてブラッシュアップされて使いやすくなっていくことでしょう。個人的には、そう期待しています。
もしPodcast配信において質問や聞きたいことなどがありましたら、お気軽にDMください。
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