ここ2ヶ月ほど、ブログを書きつつ真剣にアフィリエイトについて学んでいます。
プログラミングスクールについて調べていたんだけど、上位に来ている記事が、ただアフィリエイト料率の高いスクールの羅列になっててウケる。「ってか、書いてるお前誰やねん(→信頼できない)」とか、「ランキングの根拠なんやねん(→まず経験してない)」と思う記事が多くて全く参考にならない。
— シモツ@鹿児島 (@shimotsu_) September 8, 2018
今日このようなツイートをしたのですが、アフィリエイトについて知れば知るほど「いかに、読者(情報の受け手側)の立場に立ってコンテンツがつくれるか」ということの重要性を思い知らされます。
これを書いている僕はまだ現時点ではアフィリエイトでの収益は雀の涙程度ですので、アフィリエイトについてどうこう語るのは筋違いです。
けれど、書き手ではなく読者視点での自分の感覚は正しいはず(というか、そこで感じたことがすべて)。ですので、備忘の意味も込めて深掘りしてみたいと思います。
目次
プログラミングスクールについて調べているなかで読んだ、いくつかのアフィ記事
先日、ちょっと個人的に知りたいことがあってプログラミングスクールについて調べていました。
プログラミングスクールと一口に言っても、今やさまざまな形態、カリキュラムのスクールがあり、初心者にとってどれが自分に合っているのかなかなか判断がつかないんですね。そこで、「プログラミングスクール おすすめ」とか「プログラミングスクール 初心者」とか検索すると、いろんなブログやメディアでそれらを紹介した記事がヒットします。
で、検索結果の1ページ目を見ると、案の定アフィリエイト目的のブログか、スクールのオウンドメディアの記事だったりするわけです。
別にアフィリエイトを否定するわけでありませんし(というか、このブログもアフィリエイトに参加してます)、個別の記事についてどうこうという意見はないのですが、すごく強烈に思ったことがあって。
それは、
- 「いや、おすすめしてるお前だれやねん」
- 「その”おすすめランキング”の根拠はなんやねん」
ということです。
つまり、ほとんどの紹介記事において、書き手に信頼性を感じなかったんですね。
このとき、僕はわりとマジでプログラミングスクールについて関心を持っていて、なんなら「お金払って受講してみるのもアリかもな」くらいに思っていました。ゴリッゴリの「(ニーズ)顕在層」なわけです。
だから、当然適当な情報に惑わされたくないし、アフィリエイトの料率が高いというだけで、無根拠になんとなく上位にランクインされているスクールの情報を鵜呑みにしたりしたくないわけです。
でも、実際に検索結果の上位にランクインしている記事を見ると、実際にそれらのスクールに通っている事実もないですし、そもそもオススメの根拠が謎すぎる紹介記事だらけで、まあはっきりいって全然参考にならなかったわけです。
逆に、めちゃくちゃ信頼できるし好感の持てた、”経験者”の記事
ただし、実はそのなかで、信用できると思った記事がありました。
それが学生でエンジニア兼ブロガーの迫さんという方が書いた「【受講者がぶっちゃけ】テックアカデミーとテックキャンプの徹底比較!!」という記事です。
「テックキャンプ」と「テックアカデミー」という大手プログラミングスクールの比較記事なのですが、実際にそれぞれの全コースを体験し、カリキュラム内容やメンターの対応などについて詳細に比較してあり、めちゃくちゃ濃密な内容になっています(全コースを実際に体験したという事実がウソである可能性は0%ではありませんが、内容を読む限りその可能性はかなり低いと思われます)。
実際にテックキャンプとテックアカデミーについては僕も知りたいところでしたので、まさに「そうそう、こういうのほしかったわ〜!」という感じ。
この記事の場合、
- 「実際にすべて体験している」という圧倒的な根拠の強さ
- 高いプログラミングスキルをもって、エンジニアとして活動されている方であるということ
の2点から、かなり信頼できる記事だと判断できました。
少なくとも、別にエンジニアとしてプログラミングで食ってるわけでもない人が、特に根拠もなく「◯◯がおすすめです!」と書いている記事よりはよっぽど信頼できます。
これは、僕がマジでプログラミングスクールの受講を検討している、リアルガチな読者の目線からの感想です。
そして今回抱いた感想は、書き手として「信頼できる記事」をつくるうえで非常に重要なポイントを教えてくれました。
「読者から信頼される記事」の条件
この一連の流れから、「読者から信頼される記事」の条件として、以下の2つが考えられるんじゃないかと思います。
- 筆者の実体験に基づいて書かれた内容である(伝聞や口コミではなく、筆者自身が経験している)
- 筆者はその経験を正しく評価できる人物である(それをはかるだけの能力がある)
「いやいや、そんなん当然でしょw」と、なかには思う方もいるかもしれません。しかし、実際にこの条件を満たしていない記事はあふれるほどあります。
だからこそこれらを満たしている記事は、そうでない記事に比べて、「信頼性」において圧倒的に有利です。
平たく言うと、読者からの信頼を得たかったら(またそのうえで、自分が紹介した商品を買ってもらいたかったら)、少なくとも上記の2点を満たしておくことは必要なんじゃないか、と思うわけです。
真にタメになる情報を発信するには、多くの人が持っていない経験を得るのが最も近道
たとえば、この記事も「【アフィリエイト】読者にズバッと刺さる紹介記事を書くために重要な2大要素」みたいなタイトルにすることはできます、それはしませんでした。
なぜなら、僕にアフィリエイトを語る資格がないと自覚しているからです。
現に、月数十万以上アフィリエイトで稼いでいて、それなりに経験もあって、再現性の高いアドバイスができる、みたいな人ならそういうタイトルをつけても何ら問題はありませんが、少なくとも僕がそれを言ったところで「いや、お前誰やねん」としかなりません。(なので、「経験がバックグラウンドにない記事は読者に刺さらない」という、あくまで読者目線のタイトルにした、という経緯があります。)
改めて、本当に人にとって参考になる情報を発信するには、特定分野において人並み以上の経験(多くの人が経験していないこと)を得ることだな、と。
要は、多くの人が知りえない真実の情報が得られると、それは間違いなく価値があります。言わずもがな、それはアフィリエイトという仕組みを使って換金することも可能、というわけです。
そうした経験を持たずして、本当に参考になる情報を書くことも可能だと思いますが、それはそれで技量/コストが必要です。
たとえば第三者にインタビューしたり、その経験を持ってる人に書いてもらわなければなりません。
似たような内容を「あなたのブログに「説得力」が生まれない、決定的なひとつの理由」という記事にも書いていますが、理由はほとんど同じです。
読者が信頼できる情報は、ほとんどの場合、ちゃんと筆者が足を動かし、手を動かし、身銭を切って経験して得た情報なのです。
まとめ:アフィリエイトにおいて「経験」は近道
ということでまとめです。
経験することは、ときには時間もお金もたくさん必要とします。
しかし、それが価値を持った「情報」になるまでの道のりは、他のどのルートより近いかもしれません。
ですので、数年後に、他人が持っていない価値のある一次情報を持っていられるように、まさに今から行動をはじめ種を撒いておく必要があるんだと思います。
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