普段、よくバス釣りの情報をいろいろ検索して調べているのですが、最近こんなサイトを見つけました。それがこちら。
BURITSU
http://buritsu.com/
「BURITSU」と書いて「ブリッツ」と読むようで、釣り好きの、広告制作業に携わる有志の方々が2012年に立ち上げた部活動なんだそう。
BURITSUは、グラフィックデザイン、Webデザイン、映像・写真撮影等、広告制作に従事する釣り好きが集まり発足した釣り部です。2012年11月15日に活動を開始し、4年が経ちました。現在では全国で20名以上の部員が参加しています。
かなりしっかりしたWebサイトになっていて、コラム的なコンテンツ、釣行レポート、動画、オリジナルアパレル製品の情報などなど、「有志で作った」わりにはかなり気合いの入ったコンテンツ展開になってます。
最近はそこまで頻繁に更新されていないようですが、それでもコンテンツはたくさんあります。
目次
きっかけは「ネコリグ」の解説記事
ちなみに、僕がこのサイトを見つけたきっかけは、こちらのネコリグに関する基礎的な解説記事。
▼僕がネコリグを多用する3つの理由【初心者向けバス釣り入門】 – Bassers High
https://blog.buritsu.com/bassershigh/2015/12/06/neko-rig/
「そもそも、ネコリグってどんなリグで、どんな特徴があるんだっけな?」という初心者のストレートな疑問に答えてくれる記事で、とても役に立ちました。
釣り関連のWebの記事って、しょうもないまとめ的なものしかなく、この記事のように実体験に基づいている記事は初心者にとってすっごく助かるのです。
これはいつでも読めるようにと、今でもEvernoteにクリップしてあります。
で、離脱する前にそのほかのページもちょろちょろと見てみると、実はすごくいいサイトで「なんじゃこりゃ…!!」となった、というわけでございます。
これまでの「釣り」になかったイケてるデザイン
PCから見てもらえれば分かるんですが、めちゃくちゃかっこいいんですよ、このサイト。同じWeb業界で仕事をする身として、普通に嫉妬するレベル。これはかっこいいわ。
▼トップページのメインビジュアルも「ドン」と釣りのイメージがきていてかっこいい
▼こちらはコラムページ。1枚1枚のコンテンツのサムネイルも作り込まれているのが分かる。釣り人特有の細かさ、几帳面さが出ている!
▼動画のサムネイルも大味なのにかっこいいタイポグラフィ。クリエイティブに精通した人の仕事だということが伝わってくる。
釣りって、これまで「おっさんくさい」「ダサい」というイメージがつきものだったのですが、このサイトを見るとその印象がガラッと変わります。
このかっこよさには、「こんなにシュッとした釣りの在り方があっていいんだ!」と、2018年の今もちょっと衝撃を受けます。
ただ、スマホサイト化の対応はできていないっぽく、2012年に作られたサイトだからなんでしょうが、それはちょっと時代を感じさせますね(謎のマウンティング)。
オリジナルのアパレル製品もめちゃくちゃイケてる
サイト内に「BURITSU STORE」という外部リンクがありまして、そちらをよく見てみると、この部活動でオリジナルのアパレル製品を作って販売しているのだそうです。
トップページのメインビジュアルがいちいちかっこいい。どこかのダムでしょうか。
BURITSU STORE
http://store.buritsu.com/
▼オリジナルのステッカー。普通にかっこいいし、普通に売り切れてる。バスボートとかタックルケースにペタペタ貼りたいですね。
▼Tシャツも。セレクトショップとかに置いてても違和感ないくらいオシャレ。
▼トレーナーやパーカーといったそこそこ高価な服も普通に売り切れているやん。
うーーん、これはめちゃくちゃかっこいいなぁ……。特に「FISH!FISH!FISH!」のTシャツ、普通に欲しいもんなあ。
単に、部活動としてWebサイトを作って情報を発信しているだけじゃなく、良質なコンテンツ作って、ロゴも作って、アパレル製品も作って……、って「釣りが好き」というだけじゃなく、クリエイティブにもかなりガチな人たちがこだわって作り込んでいるというのがわかります。
DSTYLEのプロモーション用品、広告制作まで手がけている
しかも!
こちらの「BURITSU DESIGN」という外部サイトには、この部活(というかプロジェクト)を通して作った制作物一覧が見られます。めちゃくちゃガチやん。
BURITSU DESIGN
http://design.buritsu.com/
なかには、僕が尊敬してやまないバスプロ・青木大介さんが代表を務める株式会社DSTYLEのプロモーション用品のデザインまで手がけているじゃないですか!!
2016年には、DSTYLEの公式パンフレットまで作っているようで、「趣味で」「有志で」やっているという域をおよそ遥かに超えてくる圧倒的なクオリティです。
こうして趣味を仕事に昇華している系のプロジェクトのなかではかなりおもしろく、クオリティが高いと思います。
DSTYLE Catalog 2016 | Our 3rd season has begun. | BURITSU DESIGN
http://design.buritsu.com/dstyle-catalog-2016-our-3rd-season-has-begun/
このブログでは青木大介さんに関する記事をたくさん書いてます
【DSTYLE】僕がバスプロの青木大介がこんなにも好きな理由 【青木大介】DSTYLEのタックルバッグ・Sling Tackle Bag 購入レビュー中心メンバーはそうそうたるクリエイティブ企業のデザイナー
で、よく調べてみると、こんなインタビュー記事が出てきまして。
やっぱり、これだけ目立った活動をすれば、釣り業界だけでなく、クリエイティブ業界にも注目されるわけで。
公私混同のススメ|WEB界の釣り部『BURITSU』のかっこいい遊び方 | CAREER HACK
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/344
釣りにおける「おじさんっぽい」「ダサい」というイメージを払拭し、自分たちで“楽しくてかっこいい釣り”を体現。彼らが目指すのは、“デザインの力で釣りが社会的にポジティブで子供たちが憧れるものに”というところ。
注目すべきは『BURITSU』が本業とは別のプライベートワークからスタートした点だ。もはや「仕事とプライベートは切り分ける」という考えは古いのかもしれない。彼らの[My Project]に取り組む姿勢は「これからの働き方=生き方」を考えるヒントになるはずだ。
冒頭にメンバー紹介があるのですが、『PANOPTES』『カイブツ』『エイスタディ』と、中心メンバーがみなさんかなり優秀なクリエイターなんですね。これはもう本当に納得感しかない。
このインタビュー記事もすごくおもしろいので、「副業」「プライベートワーク」に興味がある方はぜひ読んでみてください。
多くの釣り好きの人の夢として、「釣具を作ってみたい」とか「釣り具メーカーと仕事をしてみたい」というのがあると思うんですが、こういう形で達成されるのはすごく理想的な流れですね。
僕も何らかの方法でDSTYLEと仕事をする方法を模索していこうと思います。
[…] BURITSUについては、「有志クリエイター集団による釣り部「BURITSU」が超イケてて悔しい」という記事で細かくご紹介しているのでぜひ読んでみてください。僕みたいなブロガーにとってみれば、「まさにこういうことやりたい!」と思うような素敵な活動をされている集団です。 […]