地方移住するのに「向かない」若者のタイプとは?【スキルが超重要】

近年、都市部の若者がどんどん地方に移住しています。

ですが、いざ思い立って移住を検討しはじめた頃に出てくるのが、こんな悩み。

もう、都会の暮らしは疲れたので、地元である地方にUターンしたい。けど、自分は移住に向いているのかどうかわからない…移住先で悲惨な暮らしにならないかな……?移住に向いてる人って?

今回は、実際に東京から地元・鹿児島に移住してきて、1年間暮らしてきた僕が考える、「地方移住するのに向かないタイプ」の人について考えを紹介したいと思います。

じつは、まさに僕がそんな感じで「本当にえいやっと行ってしまって大丈夫なのか?」と考えていました。

いまでは、そんな不安も払拭され、心の底から「移住してきてよかった」と思えるのですが、それも、単に僕が「向いていたタイプ」だったからだと思います。

また、実際にいろんな移住者の方々(20代〜40代くらい)とお会いしてお話して、「こういう人が移住して成功するタイプ/失敗するタイプ」というのが少しずつ見えてきました。

今回は、僕が見聞きし、実感してきたことを超リアルにお伝えしますので、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです。

この記事はこんな人におすすめ
  • どんなタイプの若者が地方移住に成功しているかを知りたい
  • 地方移住に失敗しないための術を知りたい

いま、地方にはいろんなタイプの移住した若者がいる

まず大前提として、いまや「移住」はぜんぜん珍しいことではありません。

まこのブログを書いている僕がそのひとりですし、各地方自治体にいる「地域おこし協力隊」はそういう人ばかりです。

鹿児島に移住してきてから、いろんなイベントや飲み会などに参加していたのですが、聞くと移住者が多いんですね。

自分がけっこうマイナーな存在だと思っていたので、これにはけっこう驚きました。全然マイナーじゃないし、「よくいる」レベルです。

よっぽどの限界集落的な土地でもないかぎり、都市部から移住者はいろんなところにいるのです。

まずこの辺の温度感は知っておいたほうがいいかと思います。

移住者の職種、働き方はさまざま

これは本当に多種多様です。ひとくくりに限定できません。

  • ①フリーランスとして働いている方
  • ②自分で会社を立ち上げる方
  • ③地元企業に就職する方

などなど、働き方自体はだいたいこの3タイプに別れます。が、こまかく分類するともっと多様なので、ざっくりこれくらいの認識で大丈夫です。

僕の場合は、自分の会社をまるごと鹿児島に移しましたので、②の亜種のような感じでしょうか。

やはり、いちばん多いのは①のパターンですね。

都心である程度の期間仕事をし、スキルも上がり経験も積んだタイミングで移住するケースです。僕が見る限り、このケースが最も多いように思います。

次に、②と③が同率くらいで、ぐっと少数になります。

起業するならコネや経済規模の大きい都心部がいいし、就職するのも同じ理由で都心部の方が合理的だといえます。なので、②、③のケースで移住してくる人は、どちらかというと珍しいほうです。

移住といっても、やはりついてまわるのはお金の問題。

どんなに夢や、その土地でやりたいことがあっても、お金がないとまず暮らしていけません。

そこでやはりまずは「仕事」について、どうやって収入を得ていくかはちゃんと考えて、ある程度安全であることを確認したうえで行動するのがよいと思います。

ひとりで食っていくスキルがないと、移住しても結構つらい

③の地方の企業に就職(就社)するというのは、個人的にはあまりおすすめしません。

理由はシンプルで、ぶっちゃけ地方の仕事は待遇があまりよくないからです。

現在は働き方改革の名の下に、多くの企業で残業を減らしたり、休日を増やしたりしていますが、例えば鹿児島の一部の業種ではちょっと前まで「週6勤務」がスタンダードだったような時代もあります

僕の父は、中距離トラックの運転手だったのですが(今もそう)、思い返してみると、たしかに土曜日も毎週働いていました。

子どもの頃はそれが普通の光景でしたが、今考えてみるとちょっと働きすぎだなと思います。めちゃくちゃ感謝していますが。

また、そういうケースに限って、待遇もそんなによくないことも少なくありません。これは鹿児島に限った話ではなく、一般的な傾向としてもイメージできるかと思います。

なので、地方移住においては「自分ひとり(または組織として)でどこでも稼いでいくスキル」がないと、それ以外の選択肢を取れないので結構厳しいんじゃないかなと。

やはり、僕の周りで移住してきて毎日楽しそうに働いてる人は、

  • フリーのグラフィックデザイナー
  • 地域おこし協力隊 兼 観光コーディネーター
  • 地域商社を創業し、地域に根付いたビジネスを展開

みたいな人が多いです。

おそらく、みなさん鹿児島に限らずどこでも仕事ができる優秀な方々ばかりです。そういう「どこでも行ける人」がただ、地方を選んでいるだけ、とも言えますね

正直移住後の生活費は実はそんなに安くならない

移住した後に、東京に住んでる友達などによく聞かれるのが、生活費のこと。

「やっぱり、地方って生活費グッと安くなるんでしょ?」って思ってる方が大半のようです。

ですが、ここで僕が夢をぶち壊してしまうようなことをハッキリ言ってしまうと、「ぶっちゃけ生活費は東京に住んでた頃とそんなに変わらない」です。

特に誤算だったのが、鹿児島は地価の割に家賃が高いということ。同じ間取り、条件で比較すると、福岡の方が安いなんてこともあるんだとか。

その他にも、以下のようないろんな要因があって、地方での生活費は東京の頃とそんなに変わっていません。

  • ガスが「都市ガス」ではなく「プロパンガス」が多い(プロパンガスの方が、都市ガスより1.5倍くらい高い)。
  • 公共交通機関が発達してないので、車が必要
  • スーパーなどで買えるモノの物価は東京と大差ない

車は、「【実録】タイムズカーレンタルの料金は実際安い?10回以上乗った僕が解説します」の記事にも書いたようにずっとレンタカーを使っていたのですが、それもコストには変わりないですしね。

もちろん、野菜がたまにめっちゃ安く買えたり、新鮮な魚が安く手に入ったり、そういう恩恵はあります。

ですが、それが生活費に与える影響はそんなに大きくないので、「地方移住」→「生活費が激減!」みたいな妄想はやめておいた方がいいと思います。

超田舎では、家賃や水道代がタダ、みたいな家もありますが、それはあくまで一部なので例外として考えたほうがいいです。

逆に、ひとりで在宅で仕事を請けられるスキルがある人には天国

これまでの話をまとめると、逆に「ひとりでどこでも働ける」という人にとっては、積極的に取れる選択肢が「移住」なのだと思います。

やはり、人の少なさや、自然環境との近さ、食べ物の美味しさは、都心部をはるかに上回っています。そういったものに囲まれた生活を得たい、かつスキルを持った人であれば、ぜひおすすめしたいです。

例えば、今なら「ココナラ」のような在宅でもちょっとした副業を始められるサービスも続々出てきているので、まずははじめの一歩として挑戦してみるのもありだなと思います。

また、遠回りになってしまいますが、一度プログラミングスクールなどでスキルを磨いてから、次の拠点を考えるというのもいいと思います。

まずは、いかにスキルを身に着け、それをお金に換えられるか、を考え、それをクリアした先に移住すると、よほどのことがない限り失敗はないのかなと。

地域のコミュニティに入っていくバイタリティ、社交性もある程度必要

あとは、やっぱり実感として各地方に点在しているコミュニティにどんどん入っていくのがいいかなと思います。

サロンとまでは行かずとも、Facebookページでゆるく情報共有してるくらいのコミュニティでもいいですし、イベントを開催してたり、リアル拠点を持つコミュニティに属してみるのもいいでしょう。

逆に、そういうのが苦手で、「ずっと家に引きこもっていたい……」というタイプの人は、一度その影響について考えたほうがいいかもしれません。

というのも、僕が地方に戻ってきて猛烈に感じるのが、「クラスタによって情報格差が激しい」ということ。ぶっちゃけ東京と同じかそれ以上に隔絶されている感を抱きました。

下世話でリアルな話かもしれませんが、

  • その地域の企業の跡継ぎの方(20〜40代)
  • シンプルに能力が高くて、その地域で成果を出しまくってる方

の周りには、どんどん人が集まってきますし、それだけ良質な情報が大動脈のようにどんどん流れています。

悲しいかな、これが現実。

僕が見る限り、この「情報格差」を根源とした、あらゆる資本の格差は埋められるどころか、今後広がっていく一方なんじゃないかと思っています。

だからこそ、そうしたコミュニティには積極的に入っていった方がいいです。

地域でのコミュニティの在り方や、実際にどんなふうに入っていくのがいいのかについて、ウェブメディア『灯台もと暮らし』編集部の伊佐さんが書いた、『移住女子』は、実際に地方移住した数名の女性のリアルな体験を元に描かれているので、説得力があってすごくオススメ。

これ一冊読むだけでも、だいぶ「地方移住」に対する解像度が高まります。

まとめ

というわけで、今回はこんな感じです。

どうでしょう、ちょっとはイメージできますか?

すこしでも、今「地方移住しても失敗しないかな?」と疑問を持っている方の参考になれば幸いです。

また、スキルを身に着けた後に本当に重要になってくる「どうやって仕事を得ていくか」については以下の記事に書いていますので、ぜひこちらも読んでみてください。

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