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地方移住者こそブログを書くべきだと思う3つの理由

どうも、シモツです。
2017年の2月に東京から鹿児島にUターンし、1年半以上が経ちました。

地方でもどこでも、移住する人の多くが「ブログ」をはじめます。そして、そのほとんどが残念ながら数ヶ月経たないうちに更新しなくなり、辞めていく現実があります。

なぜそうなってしまうのかというと、「日々の暮らしが忙しい」「新しい生活に慣れないと、そんな時間が取れない」など、理由はさまざまありますが、いちばん根本にある理由は「ブログを書く意義が見いだせないから」なんじゃないかと思います。

「地方移住」自体がそもそもコンテンツの宝庫なんですが、その価値に気づいていない、というわけです。

というわけでこの記事では、「地方移住したブロガー」である僕自身が、

  • 地方移住者こそがブログを書くべきと思う理由
  • 地方移住者が書くべきブログ記事の内容

について書いてみたいと思います。

ここで僕が「地方移住者がブログを書くべき理由」をつらつらと説明することで、ぜひその意義を見出してほしいな、と思っています。

地方移住者がブログを書くべきと思う3つの理由

それでは以下でそれぞれの項目について説明していきます。

理由①:少なくとも2箇所以上移り住んできた視点で土地を比較できるから

「移住」してきたからには、移住前にもどこか別の地域に住んでいたということです(そういう前提で話を進めます)。

仮にA地域からB地域に移住した場合、B地域のローカルに根付く文化や生活環境について、「A地域に住んでいた」という視点/経験を持って評価できるんです。

これは結構すごいことで、例えばある食べ物について、ずっとA地域に住んでた人が「A地域の◯◯はウマい」と何度でかい声で叫ぶより、B地域にも住んでた人が「B地域に比べると全然A地域の方がウマい」という方が信ぴょう性があります。

「じゃ、ちょっと試してみようかな」となるわけです。

「視点/経験の多さ」はブログを書く人にとって強力な武器になるので、その点で移住者はすでに大きなアドバンテージを持っているということになります

例えば、僕の場合鹿児島(20年)→東京(4年)→鹿児島(1年半〜)のように移り住んできたので、その視点で書けるということ。

そして、この視点は増えれば増えるほど、語れる言葉が増えていくという特徴があります。

理由②:ブロガーの競合がいないので、すぐに目立てるから

普通の人は、そんなに頻繁に「移住」をしません。

国立社会保障・人口問題研究所の「人口移動調査」という調査結果に基づくと、県外への移動歴があり、そのうちUターンしたことがある人は全体の約20%だそうです。

100人に20人として、そのなかでブログを継続して書くような人はどれくらいでしょうか。ブログを継続的に書く割合を5%だとすると、ほらもう「100人に1人」の存在になれましたね。

すなわち、そもそも「移住してブログを書く」という人の絶対数が少ない(=競合が少ない)ので、ポジションを確立しやすいのです。

個人としてポジションをとることは、今の時代、もはや人生設計としてかなり重要だと思っています。詳しくは「地方で仕事するメリットは「ポジションがすぐに取れること」」の記事にも書いていますのでぜひ。

地方で仕事するメリットは「ポジションがすぐに取れること」

というか、地方にブロガーがめっちゃ少ないですからね。ブロガーは東京に一極集中してるような印象があります。

地方に行けば行くほど、その存在はどんどん希になっていきます。

理由③:「移住」という決断を下した背景、行動はコンテンツとしてそもそもおもしろいから

最後3つめの書くべき理由としては、「移住」がそもそもコンテンツとしておもしろい(もしくはそうなるポテンシャルがある)という点があります。

これは直感的なイメージなんですが、移住する人って、なにかポジティブな動機があって移住する人が多いように思います。

  • 慣れ親しんだ地元でゲストハウスをやりたい
  • 一度旅行して惚れ込んだあの地域で日々暮らしたい
  • 毎日サーフィンしたいから、海の近くの地域に住みたい

こういう人はそもそも行動力があって、ただそれを発信するだけでコンテンツとして成立するくらいの「強さ」があるので、その背景や思い、暮らしをブログを書くとおもしろくなるケースが多いです。

平たくいうと、移住はストーリーにしやすいのです。

それだけで十分なコンテンツになりうるので、移住者はもっと積極的に発信したほうがいいのでは?というのが僕の考え方です。

【番外】「地域名+ ◯◯」というキーワードで比較的簡単にローカルにおける知名度を獲得できる

最後、番外編としてちょっとTips的な話も書いておきます。

そもそもブロガーみたいな発信者が少ない地域においては、その地域のことにまつわるコンテンツが少ないので、記事を作るとわりと簡単に検索エンジンで上位表示されることがあります

例えば、僕は移住してきてわりとすぐに「東京に移り住んでいた若者が、鹿児島にUターンしてきて感じたこと」を記事にしたのですが、今では「鹿児島 移住」で2位に表示されています。自治体のページのすぐ下です。

そのほか、「鹿児島 + ◯◯」というキーワードでいくつか検索結果として上位表示されているページがあって、これはひとえに「強豪が少ないから」という理由で片付けられると思います。

で、運良くこれを読んでくれた人のうちの3%くらいは「鹿児島にUターンしてブログを書いている若者がいる」というふうに僕を認知してくれるわけです。

もしそれがその地域在住者であれば、連絡をいただいて直接コンタクトを取ることがあるかもしれませんし、それこそ仕事につながるかもしれない。

たとえ、ページビューの絶対数は低くとも、地域系コンテンツが上位表示されることははその地域に住んでいる以上、結構効果はあるんじゃないかと思っています。

地方移住者が書くべき/書く価値のあるブログ記事の内容は?

ここで終わると、「えっ、で、結局なにを書けばいいの…?」という疑問は残ったままなので、具体的に、地方移住者がどんなブログを書いていくといいのか、僕の考えを書いていきます。

まず、前提として、「今後の移住者/今その地域への移住を検討している人のために書く」という視点で書くことが大切です。

もっとわかりやすくいうと、「移住前の自分がほしかった記事」です。

もちろん、その地域の人に向けてもいいのですが、記事の信頼性としてどうしてもちょっと弱い。

一方、「移住者が書いた、移住して感じた感想」や「今後の移住者のためのアドバイス」はかなり信頼の置けるコンテンツで、結果的に価値のある記事になる可能性が高いです。(そして、その結果、読者からだけでなくGoogleからも評価されます)

なので、まずは以下のような内容の記事を書いていくと、確実に今後の人のために役に立つでしょう。

  • その地域に移住して数ヶ月住んだ後の、正直な感想(ある程度長い期間住んで書くことが重要です)
  • その地域に移住するうえで事前に知っておくべき知識、独自のルールなど
  • その地域で生活するあなたの、できるだけリアルな生活の実態

特に、「リアルな生活の実態」は移住検討者にとって、これほどありがたい情報はありません。

自治体のサイトをいくら読み込んでも、ネガティブな情報はほとんど出てきませんからね。人口を増やしたい自治体としては当然のことといえば当然のこと。

「その地域に住んだ感想をぶっちゃける」というのは、移住者しか書けないコンテンツです。その人が書くしかないのです。

シモツ

「ぶっちゃける」っていうのは、別に、なにも嫌われるようなことを書け!ということではありません。この区別は大事。表現はオブラートに、あくまで思ったことを書けばいいんです。

未来の移住者に向けた記事の例

僕が実際に、上記のような考え方で書いてきた記事の実例を紹介します。

いずれも、「都市圏から地方に移住した若者」にしか書けないような内容になっているかと思います。

実際、これらの記事経由で移住検討者から「もっと教えて欲しい!」とお問い合わせいただくことも結構あります。

地方移住するのに「向かない」若者の特徴とは?【田舎はスキルが重要】
→ 「”若者”と言われる年齢だけど、地方に移り住んでも大丈夫かな?」と思っている人に向けた記事

 

【年齢制限なし】地方移住前に得るべきオススメスキルはプログラミングとブログ
→ 移住する前に、なにか「食っていくのに困らないスキル」を身に着けたい人に向けた記事

 

【鹿児島移住】4年ぶりに鹿児島で生活して感じた「過ごしやすさ」と「物足りなさ」
→ 都市圏から鹿児島に移住した人がどのように感じているか?ということを知りたい人に向けた記事

 

地方移住に車は必要?結局「やりたいこと」と「住む地域」によります
→「地方に移住したいけど、車って実際必要なの?」と思っている人に向けた記事

 

【保存版】本当に美味しい鹿児島市天文館のランチ11選【移住者が選ぶ】
→移住してから市内でのランチに困ったので、同じ悩みを持つであろう人に向けた記事

まとめ

というわけで、ここまで読んできてくれた方におつたえしたいのは、「移住したなら、ブログを書くといいよ」ということ。

人とのつながりが目的でも、収益が目的でも、単なる趣味としての目的でも結構。

自分の経験を発信して、誰かのためになることは確実に有益なので、どんどん発信していく人が増えるといいなと思います。

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