リールにいつラインを巻いたかを記録するWebアプリ「LINEDAY」を作りました!

フリーランスへ。togglで案件の時間単価を可視化し、稼ぎを最大化しよう

僕らは、小規模なWeb制作会社として活動していて、フリーランスの方々と話す機会もたくさんあります。

そのなかで、お話しているとよく出てくる【フリーランスあるある】のひとつが、「当初の予想以上に納品までに時間がかかり、時給換算するととても効率が悪くなる」というもの。

おそらく、フリーランスにとってこの問題にぶつかったことがない人はいないんじゃないでしょうか。それくらい、多くの人が感じている「あるある」であり、場合によっては「死活問題」になります。

実際、僕らの場合はフリーランスではないものの、案件終了時に振り返ってみると「意外なほどに時間単価が高かった/安かった」というギャップを感じることはたくさんあって、やはりそれは問題だなと思います。

シモツ

特に創業して間もない頃は、見積もりも不正確で、「時給換算するとめちゃくちゃ安い」みたいなことが少なくありませんでした……。

問題なのは、時間単価の多寡ではなく、想像と実態のギャップです。
このギャップを埋めないと、短〜長期的な計画が立てづらいだけでなく、フリーランスとして超重要な「時間あたりの単価を上げる」という発想も生まれにくくなってきます。

そこで今回は、フリーランスの時間管理(工数管理とその可視化)を助けてくれるサービス「toggl」ご紹介します。

フリーランスであるあなたは、

自分がどのクライアントの、どの案件に、月にどれくらいの時間を費やしているか

という問いに、すぐに答えられますか?

もしパッと出てこないのであれば、自分が使っている時間を精確に把握できていないということですので、これを機会に自分の工数管理について見直してみてください。

稼ぎの「時間単価」を最大化させるための2ステップ

まず、自分の稼ぎの時間単価を最大化させるには、次の2ステップがあると考えています。おそらく、この2ステップは誰しもに当てはまる普遍的なものだと思います。

  1. 【重要】自分の時間単価を知る
  2. 理想の時間単価とのギャップを埋めるための活動をする

重要なのは、①の「自分の時間単価を知る」というステップです。

研究者であり、小説家の森博嗣さんは自著『夢の叶え方を知っていますか?』で、夢を叶えるために絶対に必要な条件として、「自分の夢を知っていること」という条件を挙げています

時間単価を上げるには、まずは現状の時間単価を知ること

これは「夢」の話ですが、「時間単価」にも置き換えられます。

つまり、単位時間あたりの稼ぎを上げるためには、①まず自分の現状の稼ぎを知って把握すること。それが理想とギャップがあるなら、②それを埋めるための活動をすること、が必須だと考えます。

②については、「そもそも単価の高い仕事を得るようにする」とか、「同じ単価でも、短い時間で終えられるように工夫する」など、いくつか方法があります。

けれど、それ以前に現状把握してないと、どのくらい、どのようにギャップを埋めていいのかわからないので、まずはなによりも現状を知っておくことが大事です。

そこで登場するのが、時間管理サービスである「toggl」です。僕も毎日使っているんですが、これ、めっちゃいいです。

1クリックで時間管理ができるサービス「toggl」

togglは、「タスクとそれにかかった時間」を簡単にトラッキングできる時間管理サービスです。

Toggl – Free Time Tracking Software

使い方はめちゃくちゃ簡単で、ログインし、上部のバーにタスク(とカテゴリ/タグ)を入力して「▶」をクリックするだけ。

Image from Gyazo

タスク終了後、「■」ボタンをクリックし、トラッキングを終了すればOKです。あとは、タスクごとにこれを繰り返して、作業時間をどんどん積み上げていきます。

使い方としては本当にこれだけ。とてもシンプルなサービスです。

また、機能解放される有料版もありますが、基本的な操作はすべて無料で、これからご紹介するのもすべて無料で使える範囲のものばかりです。

togglがオススメな理由

グラフ表示などがあり、時間と内容が振り返りやすい

このトラッキングサービスにおいて重要なのは「いかに簡単に振り返られるか」という点だと思うのですが、togglのダッシュボードはそこが優秀です。

1日単位で細かく期間ごとに期日を設定できますし、グラフ表示、表での表示も自動で行われるので、「工数の確認」が超ラクです。

例えば、先日書いた「【20万円でサイト売ります】架空のバスフィッシングガイドサービスのWebサイトを作りました」の記事でも、制作にかかったトータルの時間を記載していますが、それもtogglで測っていたので、瞬時に把握できました。

1クリックでトラックできるので、手間がかからない

時間の振り返りだけではなく、トラッキングそのものがめっちゃ簡単、というのもポイントです。

この手のサービスをいくつか使ってみましたが、操作のどこかにストレスを感じることがあると、ほぼ間違いなく継続して使うことはありません。

これまで3週間弱使ってみましたが、togglはそのあたりをかなり気を遣っているようで、普段の使用においてストレスを感じることはほとんどありませんね。

togglのオススメの使い方

基本的な概要とメリットの解説は以上なのですが、ここからは個人的に考える、このtogglのおすすめの使い方をご紹介してみたいと思います。

案件ごとに可視化し、定期的にレビューする

togglの「カテゴリ」機能を使えば、案件ごとにかかった時間をトラッキングすることができます。

僕の場合は、個人での活動として、「blog」「fishing」「ShimoQuiRadio」「Programming」などのプロジェクトに分けてトラッキングしています。

また案件だけでなく、クライアントも登録できるので、

  • Client A – PJ1
  • Client A – PJ2
  • Client B – PJ1
  • Client B – PJ2

みたいな感じで、クライアントに案件を紐づけて管理することも可能です。

この辺は、制作会社/受託メインのフリーランスのインサイトをちゃんと捉えていて非常にいいですね。

案件ごとにタイプをタグ分けし、分類する

さらに、「タグ」機能を使って、例えば案件を

  • お金を得るための案件
  • 今後のスキルアップにつながる案件・学習時間
  • 単に好きだから/やりたいから請ける案件

などのように分類してみてもいいですね。というか、僕がフリーランスになったら、この分類は確実にやるでしょうね。

このように分類してトラッキングして振り返ってみたときに、たくさん稼げていたとしても「お金を得るための案件」ばかり請けていたら、スキルアップという観点では微妙でしょう。

そこで、翌月からは意図的にスキルアップのための案件を請ける時間や学習時間に充てるように調整するなど、時間の使い方も劇的に変わってくるかと思います。

チームで活用し、個々のタイムマネジメントに活用する

また、togglは個人をまとめてチームという単位で時間を管理することもできます。

特に今は副業として、プロジェクト単位で社外のプロジェクトに参加している、という人も少なくないでしょう。

そういう人たちをこのチームに招待し、活動内容と時間をトラッキングしてもらうことで、各々何をしているかが可視化でき、貢献度や、成果をはかる指標にもなりそうです。

もちろん、社内でのプロジェクトチームで活用するのもいいと思います。

togglの最大の難点は「トラックを忘れる」という点

これまではメリットを述べてきましたが、この手のアプリ/サービスあるあるとして、最大の難点が「トラッキング」そのものを忘れる、というもの。

僕もたまにトラッキングを忘れることはありますが、togglでは開始時刻と終了時刻を自由に入力できるので、最悪の場合は手打ちで調整しています。まあ、それは絶対に避けたいのですが……。

継続して活用するには、できればなにかルールを設けるといいでしょう。

例えば「1タスクを終えたら、必ずtogglを開いて登録する」とか、ですかね。

正直それですら面倒なのですが、それ以上に楽な方法を知らないので、僕はこのように運用しています。

もし、この1クリックを0クリックにできるアプリが出てくれば、一気にそちらにひっくり返るでしょうね。笑

まとめ:フリーランスにぜひ一度使ってもらいたい「toggl」

というわけで、今回はtogglを活用した時間管理の方法、オススメの活用法についてご紹介してみました。

とりあえず、騙されたと思って1週間使ってみてください。

1週間後、実際に自分の時間の使い方を振り返ってみると、たいていの場合なんらかのギャップがあると思います。

その発見は、なかなか主観的には難しいので、ぜひtogglを使ってギャップを埋めることに役立ててもらえたらなと。

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