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【年齢制限なし】地方移住前に得るべきオススメスキルはプログラミングとブログ

こんにちは、シモツです。

最近の世の中の流れもあり、「都市を離れて地方に移住したい」と考えている人はどんどん増えてきています。

実際僕がまさにその例で、2017年の2月に4年間住んだ東京を離れて地元である鹿児島にUターンしました。また、住んでいる地域は地元から少し離れたところ(車で1時間くらい離れてる)で、そんなに知らない地域だったので、「Uターン」というよりはどちらかというと「移住」という感覚に近いです。

このブログは移住後に本格的に書き始めたのですが、都会に住んでいる移住予定の方からちらほらとお問い合わせをいただくこともあります。

そのなかでやはり多い悩みが、仕事に関する悩み。

いずれ都会を離れて地方でゆっくり暮らしたいけど、そもそも人が減っている地域で食っていけるだけの仕事はあるの…? 都会で消耗せず、マイペースに仕事しながら暮らしていきたい…。

僕自身、鹿児島県といういわゆる”地方”に移住して1年半が経ちましたが、実際にまわりを見渡してみると地方で楽しく暮らしている人は、「どこでも食っていけるスキル」で仕事をしている人が多いのが事実です。100%とはいいませんが、8割くらいの人はそうやって暮らしてる印象です。

というか、正直なところ、そういう人以外はほとんど「地方で暮らすのに向いてない」といってもいいと思います。

そこでこの記事では、「地方に移住してゆっくり暮らしたい」と思っている人が、移住する前に身につけておくと人生がかなりイージーになるであろうスキルについてご紹介します。

それはずばり、「プログラミング」と「ブログ」です。

【マジレス】「地方は仕事がない」はウソじゃないが、賃金が低いという事実

そもそも、「地方には仕事がない」と言われますが、それは間違いです。

慢性的に人手不足なので、仕事はあります。特に小売の現場、介護・福祉、ITの分野が顕著ですが、それだけでなくほぼ全ての業種において「人材不足」なので、仕事自体はたくさんあります。

参照: 地方の人手不足強まる 若者減少 企業奪い合い :日本経済新聞

それから、これは「地方は都会に比べて規模の経済が働かない」という理屈を考えればすぐに分かることですが、地方の企業では往々にして賃金が安いです。

例えば、僕が住んでいる鹿児島県は最低賃金は737円で全国ワースト(ソースは鹿児島労働局)。時間給で働くひとに適用される金額ですが、これは正社員の給与にも大きく関係しており、実際に傾向として給与は低いです。

かご

しかも質が悪いことに、それに対して生活コスト(家賃や食料品などを含む物価)はそこまで低くないので、もし地方で会社に就職するとしたら、下手したら都会に住んでいた移住前より生活が苦しい、みたいな状況になってしまう可能性もあるのです。

実際、これまでたくさんの移住希望者をコーディネートしてきた企業の方と話すと「ぶっちゃけ、地方の会社に就職する前提で移住するなら、(金銭面的に)あまりオススメはしない」ともおっしゃっていました。そういう事実があるんですね。

結局、「場所にとらわれずどこでもできる仕事」を持ってる人が強い

つまり、「移住」を前提とするなら、どう考えても「住む場所にとらわれずにどこでもできる仕事」を持っている人が圧倒的に有利なわけです。

「どこでも食っていけるスキル」がないと、都会を離れて地方に移住しても、自分の持っているスキルに合わせて、結局会社に就職しないといけませんよね。

もちろん、そこで発揮される能力もありますし(例えば「経営管理」や「マネジメント」といったスキルは組織内でこそ力を発揮する類のスキルです)、それ自体を否定することは全くありません。

ただし、当初求めていたはずの「自由に」「マイペースに」という生きるうえでの条件を満たすことは難しいです。

どんなスキルを持った人が地方で活躍している?

じゃあ、「場所にとらわれない仕事」って例えばどんな仕事か?と言われると、僕の周りでは以下のような職能を持った人が多いです。

  • デザイナー :地方の特産品のパッケージデザインや、紙、Webデザインの需要は一定してある
  • エンジニア :地方の企業でもWebサイトを持っているので、Web制作やコンサルの需要はある
  • ファシリテーター :人を巻き込んだ企画をするときに重宝するため、活躍の場が多い
  • カメラマン :デザイナーとともに、全国どこでも一定して需要はある

特にデザイナーは多い印象です。

「第六次産業化」が叫ばれるようになってから、商品化する際のパッケージデザインを依頼されたり、地方の余っている土地を活用した場所づくりのデザインをしたり、余白の多い地方においてクリエイティビティを発揮する場面は多いんですね。

地方における仕事については「地方移住するのに「向かない」若者のタイプとは?【スキルが超重要】」の記事でも細かく書いているので、そちらもご覧ください。

別に「フリーになれ」「起業しろ」という話ではない

あと、こういうふうに書くと「じゃあ、フリーランスが最強ってこと?」「起業すればいいの?」という声がすぐに聞こえてきますが、別にそういうことを言いたいのではありません。

「本業」1本で生きていく必要はどこにもないので、「どこでも稼げるスキル」を身に着けて、それを組み合わせたり、副業にしたり、場合によってはフリーランスとして働いたり、可能性はいろいろあります

要は「選択肢を増やしたほうがいい」という話です。

なので、「地方に移住して独立!」みたいな早計な判断はぜんぜんナンセンスで、「まあ、それもできなくはないよね」くらいの余裕のある状態をつくりあげることが重要なのです。それを実現するのにおすすめなスキルをこれからご紹介します。

移住前にぜひ身につけておきたいスキルは「プログラミング」と「ブログ」

そこで生活面・精神面で気持ちの余裕をつくるためにオススメなスキルがずばり「プログラミング」と「ブログ」です。

これらを身につけると、以下のようないくつもの働き方の選択肢が生まれます。

以下の組み合わせは思いつきですが、プログラミングとブログ、それぞれ1年くらい本気で続ければこのレベルは到達可能かと思います。ゆるめ〜がっつりめのレイヤーがありますが、どれを選ぶかは自由です。選択肢が多い、とはこういうことです。

  • ケース1:会社で正社員として働きつつ(給料18万)、プログラミングとブログの副業で月5万円稼ぐ → ゆるめ
  • ケース2:好きな企業でゆるく週3くらいで業務委託で働きつつ(給料10万)、都内のプログラミングの案件を受けて稼ぐ(20万) → ふつう
  • ケース3:フルタイムでフリーのエンジニアとして稼ぐ(50万) → がっつりめ

基本的には、プログラミングとブログのどちらも

  • 独学が可能
  • 元手がかからない(PC一台でできる)
  • 年齢関係ない。むしろブログは特定の経験を持っていることが唯一無二の強みになる
  • 当然、場所関係ない

という特徴を持っています。

もちろん、似たような特徴をもつスキルはたくさんありますが、同じような目標を持つ仲間が多く、コミュニティがしっかり形成されているため継続がしやすいという点は、このふたつのスキルに共通するおすすめポイントです。

プログラミングを学ぶのがオススメな理由

プログラミングは、基本的にオンラインで完結する仕事なので、国内の地域に限らず、なんなら海外にいてもできる仕事です。

しかも、慢性的な業界全体の人手不足により比較的高単価な仕事もゴロゴロ転がっているので、一度スキルを身につけさえすればかなり生きるのが楽になるかなと。

それに、プログラミングは比較的独学がしやすい分野です。

Twitterを見れば「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」みたいなハッシュタグが盛り上がってますし、同じくプログラミングを独学して転職/就職した方のブログもあるので、挫折しにくいと思います。

オススメのプログラミングスクール3つ

また、もし今全く別の業種で働いてるとしても、最近は未経験から数ヶ月で案件を獲得できるようにサポートする「TechAcademy」のようなプログラミングスクールもたくさんあるので、それを経てからでも全然遅くないと思います。

オンラインのプログラミングスクール「TechAcademy」

テックアカデミー

TechAcademy」は、「普段忙しくて、プログラミングスクールに通う時間がない……」という方でも安心できるようオンラインで通えるスクールなので、どこにいても通えるのが強みです。

好きなときに好きなだけ学べる「Udemy」

また、「そんなに急いでないので、もっと自由に、自分のペースで学習したい」という方にオススメなのが、オンライン学習プラットフォームの「Udemy」です。多くの講座が1,900円からスタートできるリーズナブルな価格帯であることもあって、最近多くの方がこのプラットフォームでプログラミングやWeb制作を独学しています。

Udemy

とにかくバリバリ学んで最短でプロフェッショナルになる「TECH:CAMP」のエキスパートコース

最後に「1年後にはプログラミングをマスターして地方でエンジニアになる!」という意気込みの方には、エンジニアスクール「TECH:CAMP」のエキスパートコースがオススメです。これ最新のテクノロジー人材になるためにみっちり学べるという特徴があり、時間があって、意気込みがある人にはおすすめです。(もちろん、自分のペースで学べる通常コースもあります。)

テックキャンプ

いずれも、そこまで長期のスクールではなく、数ヶ月〜1年単位での講座も多いので、時間とお金の投資対効果はめちゃくちゃ高いと思います。ここでがっつり本腰を入れてプログラミングを勉強すると人生が変わる、ってのは本当にそうなんだろうなと。

それぞれに特徴があるので、ぜひ自分の今後のプランと、生活スタイルなどを考えて、自分に合ったスクールを検討してみてください。

オススメのプログラミングスクールまとめ
  • オンラインで完結するスクールがいい! ▶ 「TechAcademy
  • 自由に自分のペースで学習したい! ▶ 「Udemy」
  • 御託はいいからバチクソに勉強してエンジニアになりたい! ▶ 「TECH:CAMP」

ブログを学ぶのがオススメな理由

ブログは、プログラミングのように最初からスキルが必要なわけではないが、マーケティングスキル、ライティングスキルがついてくるとどんどん稼げるようになります。それに、元手がほとんどかからないので、個人事業としては超優秀です。

実際、このブログも仕事の片手間で更新してきたブログですが、いま現在毎月数2〜3万円程度の収益が生まれています

これで生活できるという水準ではありませんが、年間だと約20〜30万円です。生活費の足しにはなります。もちろん、どんどん伸びているので、あと半年続ければ少なくとも10万円程度の売上にはなるかなと。

地方では情報発信する人が極端に少ない

しかも地方って情報発信してる人が少ないので、それを継続するだけでも目立つことができるんですね。そして運が良ければそれが仕事にもなります。

シモツ

実際、僕の場合は「バス釣り」「地方移住」「ネットラジオ配信」あたりのことをたくさんブログに書いていて、それらのトピックに関して相談をいただいたり、問い合わせをもらうことも結構あります。

また、あなたが特に移住者である場合に「地方移住者こそブログを書くべきだと思う3つの理由」の記事に、移住者がブログを書くメリットを書いていますので、こちらもぜひ。

ブログをはじめるにあたって必要なのは、サーバとドメインくらいです。それ以外はなにもいらなので、すぐにはじめられる気軽さがあります。

ちなみに、現在はいろんなブログサービスがありますが、「稼ぐ」ことを主目的とするなら、ほとんどWordPress一択です。

ブログを開設するのに必要なもの
  • おすすめのレンタルサーバー ▶ いろいろありますが、最初は気軽な「ロリポップ!」でいいと思います。僕も使ってますが、何ら問題なく使えています。アクセスが伸びてきたら「wpXクラウド」あたりが定番でおすすめです。
  • おすすめのドメインサービス ▶ ドメインは絶対に独自ドメインを取るべきで、やっぱり安定の「お名前.com」でしょう。

まとめ:これからの時代は「どこでも住める」状態になれる人が生きやすい時代

まとめです。

これまで書いてきたように、プログラミングとブログのスキルを身につければ、地方どころが世界中どこでも暮らしていける力が身につきます。実際にそうやって生きてる人は想像以上に多いものです。

また、別に「プログラミングとブログでバリバリ稼ぐ!」というだけのスタイルが正解ではありません。

僕が大好きな作家・森博嗣が語るように、質素に暮らすことができれば、別にたくさん稼がなくてもいいのです。友達と遊ばず、飲みにもいかなければ、別に15万だけ稼いで暮らすというのも全然ありな選択肢です。

何度でもいいますが、大事なのは「選択肢」を増やすことです。

というわけで「どこにでも、どういうスタイルでも住める」という選択肢を増やすために、プログラミングとブログを学びましょう。

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