最近、森博嗣さんの『夢の叶え方を知っていますか?』という本を読みました。

この本は、「小さい頃から、自分の作ったおもちゃで遊ぶことが夢だった」と語る森さんが、森さんなりの「夢の叶え方」について書いている本です。

森さんは、すでに作家の職業から引退し、”多くの読者とは遠く離れた国(「寒い国」だと書かれている部分を見つけたので、おそらく北欧あたり、もしかしたら普通に長野県あたりかもしれない)”で隠遁生活を送っているそうです。

いまでは、自宅の広大な庭に「庭園鉄道」を建設し、自分が作った鉄道模型に乗って遊ぶ日々を送っていると記述してあります。また、執筆業も完全に引退したわけではなく、1日1時間までと決めて趣味の傍ら続けているそう。

ご自身は、「作家になること」自体は、夢でも目標でも、”なりたかった職業”でもなんでもなくて、「自作のおもちゃで遊ぶ」という夢を叶えるための手段に過ぎなかったとおっしゃっています。実際に、文中では作家業やそれ以前の大学での研究の仕事は「バイト」感覚だったと書いています。

子供のときに思い描いていた夢そのものだった。夢が叶った、と実感できて、とても嬉しかった。少なくとも確かなことは、僕は作家になる夢を持っていたわけではない、という点だ。夢にも思わなかった。

だから、作家になれたことを少しも嬉しく思っていない。これは、僕の夢を実現するための単なる一手段だったのである。

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