1泊2日で鹿児島県の甑島に行ってきました。

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4月4日から1泊2日で甑島に行ってきました。なぜ甑島に行ったのか、ということはこのあたりに書いています。僕は直接的に移住ドラフト会議には関わっていなかったのですが、それに同行させてもらいました。

参照:「移住ドラフト会議2017」に参加してきました。

甑島の位置はここ。薩摩川内市という市に属しています。

陸路ではつながっていないので、行く時はフェリーか高速船で行くことになります。

ということで、朝9時に鹿児島市内をレンタカーで出発し、薩摩川内市にある串木野新港という港からフェリーで甑島を目指します。料金は大人一人2,300円ちょっと。往復で5,000円くらいです。フェリーは1時間ちょっとと、意外に早く着くなという印象。

港に到着したら、今回島を案内してくださる東シナ海の小さな島ブランド株式会社のヤマシタケンタさんが出迎えてくれていました。今回は、移住ドラフト会議の副賞「甑島VIP待遇ツアー」ということで、早速車で目的の場所へ向かうことに。

「山下商店」のロゴが貼ってある営業車でちょっと小高い丘を目指します。

で、到着、からの即花見。なんでも、この山下商店が今年の4月で5周年を迎えたそうで、スタッフ総出の花見が行われていたのです。ということで、僕らも上陸直後から花見。(夜の11時まで続きました。)

スタッフの他に、甑島に住んでいる方や新しく地域おこし協力隊として来られた方などもいらっしゃいました。

朝獲れたカンパチ。獲れたての魚ってなんでこんなにウマいんだろう…。コリコリと歯ごたえがあり、もういくらでも食べられる。

花見は、ちょっと小高い丘で行われ、集落がある地域を一望できました。この地域は「里地域」と呼ばれる地域で、約1,000人くらいの方が住んでいるのだそう。もともと海だった場所が悠久の時を経て、こうした「陸繋砂州」と呼ばれる地形のなったのだといいます。奥に見える島ともつながっています。

夕方まで飲んで、いったん山下商店や同じく同企業で営んでいる宿があるエリアへ。山下商店はのぼりや、店の外観が締まっていてかっこいい。

その後、一旦夕日を見るために海へ移動。連れてきてもらった場所は、島民しか知らないような釣りスポット。夜はまったく街灯もないため、めちゃくちゃ星が綺麗に見えるのだとか。

で、この日はヤマシタさんのご自宅で夜11時まで飲み、宿へ。

泊まったのは「藤や」という、もともと船宿だった場所を引き継いだ宿で、ここすごく雰囲気がいい場所でした。写真を撮っていないのですが、いわゆる「民宿」という感じで、女将さんもやさしく出迎えていただき、はじめてここで”島”に来たという実感を覚えました。

甑島の民宿|island Hostel 藤や (アイランド ホステル フジヤ)

翌日の朝。朝は6時から山下商店で、豆腐づくりの見学。まだ外は薄暗いなか、店内は明るい様子。「職人の朝は早い」と脳内でナレーションが流れていました。ちなみにこの「53」という数字は、番地を示しているのだそう。ヤマシタさんが海外に行った際にそれぞれの家の外壁に番地の番号が振ってあるのを見て、思いついて真似たんだとか。

豆腐は、商店の奥の部屋でつくられています。

もくもくと立ち込める湯気のなか、とうふの基本的な製造工程から、山下商店で作られる豆腐の特徴、現代の豆腐業界の現状まで、丁寧に教えてもらいます。

豆腐を作っている最中のヤマシタさん。慣れた手つきがかっこいい。

途中、できたての豆乳を飲ませてもらったのですが、これがうまい! 普段豆乳は全く飲まないのですが、それでも「あっ、うまい。笑」と笑っちゃうくらいウマい。

生の豆腐だけじゃなく、揚げ豆腐も作られていました。これらの豆腐は宿泊している宿の朝食にも出されます。朝食の写真を撮るのをすっかりわすれていたのですが、島で獲った魚や、山下商店の豆腐、お吸い物というとにかく身体に優しい、落ち着くメニューでした。朝からこんなに贅沢しちゃっていいのかな?と疑問になるレベル。

山下商店では、豆腐の他にコーヒーや焼酎などのドリンクも販売。焼酎の安さ。

ヤマシタさんらが作った甑島の紹介パンフレットを見ながらコーヒーをいただきます。このゆったりとした時間。平日の朝8時とは思えない。なんらかの罰が当たるのではないかとヒヤヒヤしていました。

朝いちばん驚いたのが、8時くらいに島を歩いてもあまり人が見当たらず、「平日の朝」という実感がほとんどなかったこと。都会ではその時間帯は通勤電車のピークで、すさまじい圧力を受けながら職場付近の駅を目指すというのが当たり前の光景になっていますが、それとは無縁の、まったく別の世界を見た気がしました。

2日目は本格的に「VIP待遇ツアー」ということで、フェリーの待合スペースを改装して作った「コシキテラス」に連れて行ってもらったり、

こんな断崖の景色を見せてもらったり、その他さまざまな観光スポットへと案内していただきました。

途中、原付きの上に居座るネコも。理由はわからないですが、結構ネコが多かったです。

一般客向けに、レンタサイクルの貸出も行っているそうです。

夕方の港。なんとも言えない空の感じが良い。

港からは綺麗に海が見える。完全な夕日ではなかったですが、これもなかなか東京では見れない景色。

これは山下商店の前で撮った石。めちゃくちゃ丸かったので、思わず撮りました。

だいたい16時くらいまで車でいろいろと巡っていただき、帰りは17時出発の高速船で川内港へ。ちょっと海が荒れていたためがっちりと船酔いをし、そこから連絡バスとタクシーと乗り継ぎ、レンタカーを止めている串木野新港へ。そこから約1時間ちょっとかけて鹿児島市内へと戻りました。

今回は、ただの「旅行者」として楽しませてもらったわけですが、今後また個人的にも行こうと思っています。できれば、1週間とか1ヶ月くらい滞在して、旅行ではなく、「暮らし」に触れたいなと。

島から感じる「切なさ」の正体。

島の方々と色んな話をさせてもらうなかで、なんだかずっと「切なさ」を感じていました。その正体は未だにわからないのですが、なんとなくずっとそれが気になっていた。

そこで、帰りの高速船で考えいたのですが、ひとつ「もしかしたらこれかも」と思うものがあって。甑島には「島立ち」という風習があります。島には高校がないので、15歳になった子供はほとんどが高校進学のために親元を離れて下宿先で暮らすんですね。これはいまでも続いていて、「島立ち」をテーマにした歌なんかもあったりします。

また、僕らのような旅行者も毎日のように島を訪れて観光しては、自宅のある本土を目指して帰っていきます。島立ちのようなロングスパンの別れと毎日レベルで訪れる旅行者との別れがあり、それが当たり前になっているんですね。だからやっぱり、旅行者に対しては「いずれ帰る人」というフィルターが自然と生まれているじゃないかと。これは完全に僕の主観なのですが、そんな様子を感じ取りました。

甑島は、またいつか必ず訪れたい島です。

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